ライトセンサスによるシカ頭数調査

2009年2月26日(木)曇り
https://i0.wp.com/8236.jp/kimama/daiary/img/2009/02/26.jpg?w=720八ヶ岳自然クラブでは2002年から夜間、場所を特定してシカの頭数調査を行っています。続けることが大切と思っています。シカグループはメンバーが少ないです。少ないなりに頑張っています。新年度にはメンバーを募集しますので入って下さい。シカですが、八ヶ岳も年々増えているようです。八ヶ岳でなく日本中で増えているようです。増えたシカを狩猟するだけでなく他に良い方法が無いかしら?シカ牧場があるとインターネットで調べたら出てきました。「長崎県南島原市の自社牧場で飼育したシカの肉を生産・加工している養鹿(ようろく)業「ディアー・カンパニー」(八木偲(しのぶ)社長)は、活水女子大(長崎市)とシカ肉のウインナーを共同開発した。来春の販売開始に向け、28日、長崎市内のホテルで試食会を開き、PRした。 同社は約24ヘクタールの牧場で約1000頭のシカを飼育しており、シカ肉をウインナーに加工するレシピ作りのため活水女子大健康生活学部に協力を要請した。」八ヶ岳でも出来ないものでしょうか?

撮影できたかな?

2009年2月25日(水)ミゾレ~雨
この写真は昨年のものです。昨年は宿泊日に雪が降り止まず、テンは現れないと半分諦めていたのです。参加者全員が宿舎に帰ってしまった後、私達二人だけが徹夜で望みました。そして撮影できたのがこの写真です。一睡もしないで頑張ったご褒美♪テンが姿を現したときは嬉しかったですね、「やった!!!」って思いました。宿舎に戻った皆さんはきっと楽しく歓談していることだろうと思っていましたからね。ベットもそのままで使わずに朝を迎えました。朝にも姿を現したので、露出不足を心配しないで撮影できました。楽しかった思い出です。夕方。お貸ししたスノーシューを事務局がZOOMへ持参されたとき、スノーシューも楽しめたし、テンも頻繁に二頭出てきて参加者全員が大喜びしたとのこと。昨年とは大違いでちょっぴり羨ましい。何しろテンの撮影をするために私は徹夜したんですからね。今年は撮影し放題だったようです。星空観察はテンの観察に忙しく行わなかったそうですが星は見えていたとのこと。春には子育て中のテンが親子で姿を見せるそうです。絶対に見られるとは限りませんが事務局はやる気満々でしたよ。ひょっとして一泊研修会は冬以外にも行われるかも知れませんね?

天然記念物ニホンカモシカ

八ヶ岳南麓にはニホンカモシカが数頭生息しています。
運が良ければ草を育んでいるニホンカモシカに遭うことが出来ます。
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何かようですか?と、行っているようなカモシカさん
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何か気になるのかな?後ろを振り向いているカモシカさん
それにしても県営牧場の雪が溶けて草が見えています。
まきば公園からシカの姿が見える日もあります。
野生ジカは今どうしているのでしょう?
山の上から降りてこなくても餌があるのでしょうか?
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赤岳や権現岳も雪が少ないように感じます。
飯盛山には雪が残っているのですが、途中の道にも雪が残っているのでしょうか?
カメラではそこまで写りませんからちょっと判りませんね。
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実は、お客様から飯盛山スノーシューを希望されていたのですが今年の冬ZOOMは冬眠中!

野生動物に出会える冬

2009年1月31日(土)雨のち曇り
冬の野鳥の中でジョウビタキは大好きな野鳥。家の中にいても鳴き声に特徴があるので直ぐに分かります。しっぽをプルン、プルンさせて愛らしく姿を見ているだけでも微笑んでしまいます。春まで姿を見せてくれるので楽しみな毎日です。ところで昨日からもの凄い雨が降って残雪がほとんど溶けました。一年で一番寒いはずなのに雪ではなく雨になってしまうのは暖冬だからでしょうか?春になると楽しみな蕗の薹も雪の布団がないと霜にやられて真っ黒になってしまう。春の山菜も暖冬の影響も出てくることでしょう。自然界にも大きな影響を与えている地球温暖化、野鳥達も安心して住めるような地球であって欲しい。
暖冬で農業用の溜池が凍っていませんから水鳥を身近で見ることが出来ます。
双眼鏡を持ってでなかったのでデジカメで撮影して家に帰ってから確認してみたらキンクロハジロでした。
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オスは紫色の光沢のある、黒い体色が印象的です。腹は白色です。
一方メスでは全身が茶褐色。
雌雄とも、暗い体色に黄色い目がよく目立ちます。
頭部には冠羽があります。。
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知り合いからオスジカが来ていると連絡が入ったので急いで出掛けた。
立派な角のあるオスジカ、藪の中にいると目立たない保護色です。
教えて頂かないと気づかないですね。
でも、野生のシカは人間嫌いだからあっという間に林へ姿を消しました。

冬のアニマルウォッチング

昨日の夕方、野生のオスジカに遭遇。立派な角を見せてくれました。
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それなら今日はアニマルウォッチングに出掛けようと昼食後、支度をして出発!
今日もいいお天気で歩くには気持ちが良い日です。
スノーシューをリュックに入れて何時でも履けるようにしていたけれど使いませんでした。
収穫の多いアニマルウォッチングで野生ジカや親子のキツネ、親子のイノシシ、沢山の野鳥などに出合いました。
野鳥は撮影が難しく、イノシシの親子は逃げ足が早くて撮影出来ず!
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12倍ズームで撮影出来たのは、キツネとシカでした。
八ヶ岳も綺麗に見えていましたよ、中央に小狐、母親は直ぐ近くで様子を見ています。
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写真の左がお母さんのようです。右側の小狐は甘える仕草をします。
草原で狩りをしていたのか、日向ぼっこをしていたのか?
二頭は、ほのぼのした雰囲気でカメラを向けても逃げません。
何だか時間がユックリ流れているような気がしました。
映画のワンシーンを見ているようで私自身もとても幸せな気分に。
野生シカは、人間を見ると警戒の声を仲間に発します。
ピョンピョン跳ねて逃げていきます。いい写真は難しい。
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見張り番のシカがこちらの様子をうかがっています。
もう一頭がこちらを見ています。この後、二頭の姿が見えなくなりました。
別の場所で野生ではないですが、草を育んでいた羊と山羊に出合いました。
仲間と仲良く草を美味しそうに食べていましたよ。
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たまには、こんな時間を過ごすのも良いかも知れませんね。
ちょっと足を伸ばしただけで野生動物に合えるなんて凄いでしょう?
これだから八ヶ岳南麓の里山歩きは面白い。

鹿調査

2009年1月20日(水)曇り
早めの夕食を済ませて冬季に行っている自然クラブのシカ頭数調査に行く予定です。調査方法は車の中から強力ライトを照らして頭数調査をするのですが、窓を全開にして行う仕事ですから防寒対策をしっかりしていかないと身体が冷えてしまいます。雪が降ったあとなので、かなりのシカ達が里に降りてきていると思います。外に出て頭数を数えることもあるので転ばないように凍結に注意ですね。ライトを照らすとシカがライトの方を見ます。するとシカの目が光る。その光る目玉で一頭、二頭、三頭、とカウント。結構、原始的作業かも?(笑) 野鳥の生息調査も同じようなことをして数えているんですよ。機械では無理な為、人間が行う地味な作業です。

夜の八ヶ岳里山では?

今夜、今シーズン初のシカ頭数調査をしてきました。
八ヶ岳自然クラブでは夜の活動もあります。
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毎年、12月から頭数調査を始めますが雪が降らないとシカは居なかった。
ところが何とビックリ、暗闇にグリーンの目が光ります。
沢山いました。ライトにビックリして飛び跳ねるシカや走る出すシカ!
今年もシカの食害に悩まされそうです。
今夜はカメラを持参しませんでしたから昨シーズンの写真をアップしました。
定例活動報告(野鳥観察・植物観察・ハイキング・講演会等)
http://www.shizenclub.net/geturei/index-2.html
八ヶ岳自然クラブでは毎月の定例観察会以外にもグループ活動をしています。
●山野草グループでは、4月から10月までの半年間に観察を行っています。
山野草調査活動
http://www.shizenclub.net/geturei/pj-sanyasou.html
その報告をまとめた物が下記です。写真で見る八ヶ岳南麓の山野草
http://www.shizenclub.net/wildglass/index.html
●フクロウグループは、営巣から巣立ちまで観察しています。
フクロウ生息・生態調査
http://www.shizenclub.net/geturei/pj-fukurou.html
●シカグループも活動をしています。
ニホンジカ生息調査
http://www.shizenclub.net/geturei/pj-sika.html
今日、観察した場所はそれほど広範囲でなかったのに19時から1時間ほど観察しただけでも200頭ほどのシカを発見しました。
サーチライトで照らしてシカの数を数える方法なので見えない場所にも沢山居ることでしょう?
確実にシカは増えていますね、このままにしておくと大変困った事になるかも?

シカ講演会

シカの生態や、保護・管理の在り方、山梨県内の動向などを、山梨県内で調査してこられた濱崎伸一郎さんの講演に行って参りました。
講師の濱崎(はまさき)伸一郎さんは、(株)野生動物保護管理事務所の関西分室に所属されています。
野生動物保護管理事務所は、野生動物と人間の共存を目指して、野生動物の科学的基礎資料の収集、解析、蓄積を主な業務として1983年に設立され、現在18人の職員で全国各地の調査を行っている。山梨県では山梨県の委託でニホンジカ、イノシシのモニタリング、ニホンザルの行動圏調査、ツキノワグマの年齢調査などに取り組んでいるそうです。
ホームページはこちらです。
http://www.wmo.co.jp/WMO_Home.html
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講師の濱崎(はまさき)伸一郎さん   会場の山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター
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自然クラブ鹿プロジェクトメンバーが受付、司会は、ふれセンの染谷課長さんです。
         
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 会員以外一般の方も多く来て下さいました。   パワーポイントを使っての説明。
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 山梨県におけるニホンジカの食性    山梨県におけるニホンジカの生息状況
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 質疑応答も分かりやすく丁寧な説明。    最後の勉強会も和やかに!

昼間は歩こう会下見、夜は自然クラブのシカ調査

今日は、朝から雪が降っていました。先日、雪掻きした駐車場が真っ白に!
八ヶ岳歩こう会の下見に同行。お昼の試食やコースの道をチェックしながら歩いてきました。
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昼食の下見は、コタツです。何だか温かくて気持ちが良いです。
まだ仕事が残っているのに出るのが嫌になるほど居心地が良かったでーす。
本番(2月22日)は、こちらでカラオケが流れるようです。
え、嫌だって!!!それはとても危険な言動ですからお気をつけ遊ばせ!(笑)
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今日も朝から雪が降っていました。コースには沢山の雪が積もっていた。
これならスノーシューで歩けたとみんなで笑いながら歩きました。
夜は自然クラブのシカ調査に出掛けました。
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窓を開けて調べますので防寒対策は万全です。
双眼鏡でシカの数を数えます。
自然クラブのホームページでも紹介しています。
http://www.shizenclub.net/geturei/pj-sika.html

八ヶ岳南麓のニホンジカ

2009年1月30日(金)曇りのち雨
いま日本ではシカが増えているようです。八ヶ岳南麓にはどのくらいのシカが居るのでしょう?八ヶ岳自然クラブでは、2004年からシカの頭数調査をしています。調査とは言っても夜の決まった時間にライトを照らして人間が見える範囲で数えている状態ですから見えない場所にも沢山居るはずです。歩いて調べるわけには参りません。シカは人間を見たら逃げてしまうからです。車から強力ライトで調べるのなら出来ます。シカ達はチャンと人間との距離を計っているのです。冬は猟期なのでシカ達には人間が怖い存在なのでしょう。昨日もシカの頭数調査が行われましたと報告がありました。今年度最高の数が確認されたようです。ニホンジカが、こんなに居るのですからシカ牧場を作って北杜市の観光資源にとは、いかないものでしょうか?勿論、課題も沢山あるので簡単にはいかないことは十分承知です。

鹿ウォッチング

雪が降ると山から鹿が餌を求めて降りてきます。
昼間、30頭ほどの群れに遭遇しました。
人間が居ると仲間に合図するんですよ、甲高い声で鳴きます。
一斉に山に駆け上がっていきました。残ったのは、足跡だけでした。
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牧草を食べている鹿の群れに遭いました。
夜の撮影は難しいのでこの写真でご勘弁下さい。
絶対に遭えるとは言えませんが、冬は遭える確率は高いです。
そして雪が降ったあとは、集団でやってきます。