本日、我が町シリーズ・小淵沢「こぶしの里」を下見で歩いてきました。コースの途中に薬用植物園があり、その中には8年前に私がお願いして植えて頂いた木があったのです。その木の事をお話しします。
「やまなしの木」と「ギンドロの木」
宮沢賢治 やまなし
「ぎんどろの木」を話す前に「やまなしの木」の事をお話ししなくてはなりませんね、私は歩いたことをレポートにしています。その中の一つ、野辺山に立派な「やまなしの木」がありました。その木まで歩いたレポート(2001年5月17日「やまなしの木を訪ねて」 )を見た岩手県の元校長先生から一通のメールが私に届きました。そのメールの内容は→「突然失礼します。はじめまして、やまなし探訪ウォークみました。見事な木ですね。ところで、こちらは岩手県にある小学校です。「宮沢賢治のやまなし」ってあるんですが、そのやまなしの木を植えたいといっている学校があるんです。苗木を分けてくださる情報をお持ちではないでしょうか。もしご存じでしたら教えていただきたいのです。ご存じでなければ、このメールは捨て置いてください。お読みくださいまして、ありがとうございました。」
この後、私と森田校長先生(上平沢小学校)とのメールのやり取りが・・。情報が欲しいので色んな方に相談したり聞いたりしました。有る方から清里で「やま なしの木」を植樹した話を耳にしたのです。そして知り合いの清里観光協会の役員さんに相談に乗って貰いました。その後、山梨県側と岩手県の学校で話が進み 希望していた学校に木がプレゼントされることになったのです。(やまなしの木は、植えてから15年経たないと花が咲かないそうです。)
山梨県の育苗センターで15本の「やまなしの木」を育てていた内、3本をプレゼント!植樹祭が2004年4月29日に行われたようです。
経過報告は、私とメール友達になった先生「森田校長先生」から頂いておりました。そのメール友達である森田校長先生からもプレゼントされた学校の石田校長 先生からも直接お電話を頂きました。私のレポートから生まれた素敵な出来事、小学校の生徒さんもきっと喜んでいることでしょう?お話をお聞きして自分のこ とのようにとても嬉しかったです。」
話はここで終わりではありません。岩手県からお礼にと山梨県に「ぎんどろの木」が送られることになったのです。その記念樹は韮崎の文化センターや小学校に植えられました。記念式には私も参加しています。
植樹祭の話はこちらのブログにも書かれています。
そして薬用植物園に植えられた「ぎんどろの木」の経緯ですが、宮沢賢治さんが通ったと思われる場所に育っていた「ギンドロ」の苗を森田先生が自宅で育てていたそうです。そのうちに数本を岩手県から列車に乗って私の元へご持参下さったのです。本当なら「ペンション・ZOOMの庭に植えて欲しいとの事でした。ZOOMは主人が体調不良でやめることが分かっていたため薬用植物園に植えて頂くことになったのです。それが8年前だったのです。冬を越して外に植えてもらった「」ぎんどろの苗木」はこんなにも大きくなっていました。「ギンドロの木」は、ずっと気にはなっていましたがなかなか会いに来られずごめんなさい。木の前で謝りました。立派に育ってくれていたことに感激しました。
ちょっといい話をご覧ください。←以前の日記
薬用植物園に訪れるのは随分久しぶりです。
2007年10月13日に岩手から森田先生がご持参下さった「ギンドロ」の苗木
本当はZOOM(主人が体調を崩して営業をを断念し、2009.06にクローズ) の庭に植える筈だったのですが事情があって薬用植物園にお願いしたんです。ギンドロの苗が私の手元にやって来たのは2007年10月でした。まだ赤ちゃんの苗、寒い冬を控えていたので冬を越してくれるか心配でした。悩んだ末、植物のプロにギンドロの苗の冬越しを願いしました。そして薬用植物園の園長先生が翌年春に外植えして下さいました。その苗が8年経ち、こんな大きくなっていたのです。このことを岩手の森田先生にも連絡しなくてはと思っています。