本日、自然クラブの活動でシカ道調査に出掛けました。
八ヶ岳高原ラインを歩き、シカの歩いた道を調べるのです。
途中、シカの死骸6体発見!その中には、子鹿も含まれています。
今年は、雪が多く降りましたので里に下りてくるシカも多く、交通事故に遭っているようです。
雪があるので鹿が歩いた跡が調べやすいです。調査結果をまとめています。
今の時期、八ヶ岳高原ラインを走るときには注意が必要です。鹿が道路を横断します。
毎年、山から降りてくるシカが道路を横断しようとして車とぶつかり、ケガしたり、死んでしまいます。
死んでしまった鹿は、キツネ等の動物や鳥が食べるようです。
車もかなりダメージを受けますので運転には十分注意をして下さい。
南アルプスの眺めが素晴らしい牧草地でシカの群れが草を食べています。
ちょっとズームアップしてみましょう。ほら、こんなに沢山のシカが居るのです。
雪が降ると山の上から里まで下りてきます。年々数は増えているようです。
トビが5,6羽、空を旋回していました。カラスが鳴いている方角をみると・・・
鳥達が群がっています。命を失った鹿を食べているのでしょうか?
トビが舞い降りてきました。カラスが側で様子を伺っています。カア、カア、と鳴いています。
調査で高原ラインを何キロ歩いたでしょうか?ご褒美がありました。
ニホンカモシカに遇えたのです。カモシカはシカが付くけれどウシ科なんですよ。
カモシカは、ニホンジカと違い、直ぐに逃げません。
上からこちらの様子を伺っています。人間ウォッチングをしているのかな?
暫くジッとこちらを見ていましたが、山の上に移動していきました。
今日は八ヶ岳も綺麗でしたよ、南斜面で草をノンビリ食べていました。
人間との安全距離が分かるのでしょうか?離れているので直ぐには逃げません。
こちらの様子を見ているカモシカちゃん 暫くポーズをとってくれてから山の上に!
八ヶ岳自然クラブでは、3月9日に県立八ヶ岳自然ふれあいセンターでシカの講演会を行います。
八ヶ岳自然クラブ、県立八ヶ岳自然ふれあいセンター 共催
【講演会のお知らせ】
ニホンジカの生態と環境への影響
八ケ岳南麓では最近、小淵沢、長坂、大泉、清里などでシカの姿が目立つようになりました。八ケ岳自然クラブでは、八ケ岳高原ライン沿いに、冬季夜間はライトを照らしてシカの目の反射による頭数調査やシーズンを通してのシカの高原道路横断調査などをして、シカの動向を探ってきました。
私たちの調査では、頭数には顕著な増加傾向はみられませんが、シカは住宅地帯に入ってきたり、農作物への被害は各地で出てきたりしています。さらに県内の山地では、秩父山稜が裸地化したり、櫛形山のアヤメ、南アルプスの高山植物に被害がでるなど、シカの分布の拡大傾向が見られます。
シカの生態や、保護・管理の在り方、山梨県内の動向などを、山梨県内で調査してこられた濱崎伸一郎さんに講演していただきます。皆さんのご来場をお待ちしています。
講 師:野生動物保護管理事務所関西分室長 濱崎伸一郎氏
日 時:2008年3月9日(日)13:00-15:00
場 所:山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター
参加費:無料
問い合わせ:事務局総務 市川(Tel 0551-36-4155(P・ズーム)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今まで猟友会による猟期は冬だけでしたが通年になるようです。
私は、スノーシューなどで冬山にはいるときは、派手な服装で入りました。
山登り、山菜取り、キノコ採り、ハイキングなどで山に入る人は要注意です。
私は、2002年2月17日スノーシューイベント大平林道で3人の猟師さんにあっています。小淵沢ペンション振興会のポレポレクラブイベントで、お客様をご案内していたとき猟師さんに遭いました。木の陰に隠していましたが猟銃が袋に入っていない状態でむき出しでした。
レポートには載せていませんが、荷台が血だらけの軽トラックをみています。
http://8236.jp/kimama/walk/snow/oohira.html
ここから・・・・・・・・・
2月29日の山梨日々新聞
鳥獣食害対策
管理捕獲 通年に拡大
県が方針 補助金も引き上げ
山梨県内全域でニホンジカや猪などによる農林業被害が深刻化していることに受け、県は28日までに、個体数を減らす為管理捕獲を強化する方針を固めた。来年度から、これまで定期的に限られていた捕獲期間を通年に拡大し、目標頭数を2倍以上に増加。実施主体である市町村への補助金額も引き上げ、捕獲を促す。
県みどり自然課によると、管理捕獲はこれまで猟期(11月中旬から2月中旬)と、農作物被害が出た場合に市町村が行う有害鳥獣捕獲期間を除いた時期に実施しており、期間は一ヶ月程度に限られていた。このため、県は来年度、猟期を除く通年を捕獲期間に設定する。
管理捕獲の目標頭数は、ニホンジカは本年度の3.4倍に当たる2,700頭、猪は2.5倍の2,500頭、猿は3.8倍の750頭に設定。ニホンジカは生息頭数8,400頭(推定)の三割、猿は3,500~4,00頭と推定される生息頭数の二割程度を捕獲する計算になる。
捕獲事業に実施主体に支出する補助金の捕獲単位も1頭当たり5,000円 引き上げニホンジカと猪は1,5000円、猿は25,000円とする。また、有害鳥獣捕獲は事業費が市町村の全額負担になるのに対し、管理捕獲は事業費の半分を県が補助するため、「管理捕獲期間の拡大で市町村財政の負担軽減も図られる。」(同課)という。
県は来年度一般会計当初予算に本年度の予算案に本年度の約5倍に当たる4,900万円を計上した。ニホンジカなどによる06年度の農林業被害は四百二十六ヘクタール、三億七千九百万円。被害金額は05年に比べ、五千二百万円(15.9%)増えた。農林被害の原因となった鳥獣はニホンジカが最多、猪と猿を加えた割合は全体の九割近くに上がっている。
以上。