本日、自然クラブの赤岳登山が実行されました。(赤岳は八ヶ岳の主峰) 予定ですが、28日(火)は美濃戸登山口から登り、赤岳頂上小屋に宿泊。翌日29日(水)は高山植物観察会が行われるはずでした。ところが・・・頂上まで後一歩という地点まで行きましたが、猛烈な風が吹き続け稜線を通過するのが危険と山岳ガイドの朝古さんが判断され、登頂は断念、そのまま下山に至りました。(写真は行者小屋です。)
【今日の一日】…眠い目をこすり、午前3時起床。支度して家を出たのが4時半。車を走らせ集合場所のスパティオ小淵沢へ 午前5時にスパティオから美濃戸登山口に向かって出発。ところが午後5時半にはスパティオ小淵沢に全員揃って帰ってきていた。それは何故か?遭難を考え、勇気ある撤退をしてきたのです。 (涙) 赤岳は2899メートルです。2800メートルまで登ったが強風のため断念し下山してきました。赤岳頂上付近は、風速40mの風が吹いていて歩くのも怖かった。(風速40mが何故分かったか?私達、山の上では風速30m位と思っていたのです。美濃戸登山口に車を駐車。勿論、有料です。車を止めた宿も赤岳頂上小屋と同じ経営者。山小屋から随時連絡が入るようです。そこのご主人が話してくれたので分かりました。風速40mなんて凄い!むかーし、風速 40mの入っている歌詞を石原裕次郎さんが歌っていませんでしたか?(古くて分かんない人が多いかも?)境界尾根を歩いて頂上小屋まで行っていたら・・誰か事故に遭っていたかも?ブルブルブル・・下山は正しかったのです。)突風が吹くと身体が飛ばされそうになる。男性も怖いと話していたくらいです。滑落したら大変。風が吹くと身体を低くしてジッとしているしかなかった。風よけのない場所では身体を低くし、岩場では全員岩にへばりつき緊張の連続でした。歩き始めは曇り、途中から雨が降り出しました。動きがぎこちなくなるので合羽登山は嫌です。林の中を歩いていたときには雨だけでしたから景色を楽しめないけれど参加者は皆、赤岳頂上小屋までは行かれると思っていました。霧も出ていたので景色を見ることが出来ない悔しさはありますが休憩時には冗談も出て良い雰囲気でした。雨は降り続き、風は吹き荒れ、体温が下がって寒い。本当に最悪でした。下山を決めた場所ですが頂上まで残り30分ほどの場所だったそうです。このまま進んだら事故が起こる。リーダーが苦渋の決断、そして下山することに・・。梅雨時なので天気予報を参考にして悩んで悩んで・・最終的に28日から一泊と決めた。二日前まで晴れだったのにね。神様は意地悪です。何故このこの頃に登るのか?梅雨時ですが6月、7月は高山植物が沢山咲いている時期なんです。2800mで撤退するのも勇気がいります。下山も勇気をふるわせ、注意をしながら下りました。吹き飛ばされそうな場所から下るのだって大変なことなんです。男性でもよろけて倒れるくらい凄い風で、先頭グループが下っていく姿を見ているだけでも、冷や冷や、ドキドキ。雨だから皆さん、合羽を着ています。合羽は風にあおられやすい。バタ、バタ、バタ、合羽が風でなびいている。私の赤いリュックカバーが飛ばされた。みんなが飛んでいく方向を見ていたらしい。風に耐えていた私、みんなが何か騒いでいるなーと思っただけでした。身体が飛ばされそうで必死でした。暫く風が弱まるまで山の斜面にへばりついていたんです。風が弱まったとき這うように歩きました。岩場の皆さんが居る場所に行ったらカバーが飛んだことを教えて貰った。あの強風だから何処かへ飛んでいただろうと諦めていたらリーダーが木に引っかかっていたのを取ってきてくれました。最悪の条件だったのにリーダーの朝来さんに感謝です。大変だったことでしょう?気に入っていたカバーだったので渡されたとき嬉しかったです。カバーをしようと考えましたが、雨も降り続いていたし、また飛ばされるといけないのでカバーをしないで下山した。リュックですがメーカー品だからかな?外はビショビショでしたが、リュックの中まで濡れていなかったので助かりました。何しろ大変な経験をしました。みんな必死で下山。何とか風の弱い場所まで下ることが出来てホッとしました。朝6時から登り初め、緊張をゆるめる間もなく帰ってきたので大変疲れました。今日は一日中、歩きづめ。洗濯物もどっさり、早く洗わなくてはいけないのに身体が動きません。(汗) 疲れから文章が可笑しいかも知れません?後日訂正します。