春の七草

自生するセリを見つけた。でも我が家の男性は好きではありません。料理を作っても喜んでもらえないと張り合いがないですね。春の食材は香りも強い?好きな人にはたまらない香りでも嫌いな人にとっては嫌な臭いになってしまうのかも?好きでないのですから仕方ない。春の七草で思い出しました。私が小さい頃、母と一緒にカゴを持って田圃へ出掛けました。その場所、今では住宅地になってしまった。その田圃で、ヨモギを沢山摘んで家に戻ると、母は早速ヨモギでお団子を作ってくれました。甘さ控えめのきな粉をつけて食べました。父は和菓子職人で手作り販売をしていました。家族経営の小さなお店です。いたずらっ子の私は、商品を時々オモチャ代わりにして失敗をした事があります。頑固な父でしたが、出来の悪い子ほど可愛いのかしら?私には優しかったです(笑)。余った材料は私のオママゴト用にくれました。でも余り物でなく大切な商品を悪戯したことがあります。固まりかけていたヨウカンを想像して下さい。固まったかどうか確認しようと指を・・穴があいて・・ゆすっても穴はふさがらず・・さぁ~大変、穴のあいたヨウカンは!?☆◆○ うきゃー、それからどうなったかは想像にお任せします。こっぴどく父に叱られました(涙)。私、いつもはそれ程甘いものを食べません。でも時々無性に甘いものが食べたくなります。育った家が何時も甘い香りに包まれていたからでしょうか?(笑)。我が家のおやつはお菓子ではありません。お腹が空いたとお母さんにお強請りすると、母は私の好きな「味噌おにぎり」を握ってくれました。今の人にはご馳走ではないかも知れませんが?あの味は今でも口の中に残っています。そしてあの時の母とのやりとりを思い出し、一寸切なくなってしまった。お母さんの指の形をしたヨモギ団子。きな粉をつけて食べました。懐かしなぁ~。亡き母を思い出しました。暫く行かれなかったけれど、思い切ってお墓参りにいこうかな。

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