クモの巣

お客様をご案内して、ホタルを見に行きました。途中、田んぼの畦ではカエルの大合唱(笑)。韮崎の夜景を眺めながら目的の場所へ車を走らせました。ゲンジホタルは終わりだと思ったのでヘイケが飛ぶ場所へ まだ居るかどうか?一寸心配でした。場所は、甲斐大泉村のビオトープです。入口に看板があったので読んでみた。ホタルのことを調査した方がいて、大泉村には、ホタルの環境が残されているものの、その生息環境が急速に失われているらしい。ホタルの生息できる環境って人間にとってどんな環境なのか?ゲンジホタルの幼虫が蛹化する条件があるそうです。一、昼の長さが12時間以上。一、平均水温が15度前後。一、小雨の降る夜。(5月上旬頃から/成虫(飛行を始める)6月中旬頃から。)ヘイケホタルは、山付きの水田を生息場所としているので、ゲンジホタルより一ヶ月ほど遅くなる。ホタルが生息する為にはその餌があること。カワニナ(殻高30mm、主にゲンジホタルが食べる)モノアラガイ(殻高25mm主にヘイケホタルが食べる)ホタルの幼虫が蛹になるのに適した水辺があること。蛍を保護しようとして途中で断念した個人の方の話を聞きます。ホタルを保護するには村や町全体がやらないと無理です。ホタルで有名な長野県辰野町は町ぐるみで保護しています。八ヶ岳ではまだその声が聞こえません。早くしないとホタルが居なくなってしまいそうです。ビオトープの看板説明を読んでからホタルを探しに歩き出しました。中は草が生い茂げり、歩く道が狭くなっています。小型の懐中電灯で足下を照らしながら歩いていく。ホタルの光が見えなかったので川に向かって懐中電灯を点滅させてみる。少しすると・・仲間と思いホタルが光り出しました。ヘイケホタルですから、ゲンジホタルより輝きは小さいです。大きな動きはありません。柳の木にとまって光っている。ゲンジの様に華やかさはないけれど、やはり幻想的です。ホタルの呼び方を1匹と呼びますか?学者さんは1頭と呼ぶようです。ホタルを1頭では何だかピンときません。私は1灯、2灯、と呼ぶようにしました。今日は10~15灯ぐらいの数でした。歩いている時に、クモの巣が顔にからまった。虫が沢山いるからクモも巣を作るのでしょう。ホタルの浮遊を見ていたら制止をしているホタル発見!光っているので側に行くと、ホタルがクモの巣にからまった状態でした。思わず糸を切ってホタルを逃がしました。そのホタルは下に落ち、暫く道路で光っていました。その内に何処かへ潜っていきました。きっとビックリしたんでしょうね。それから少しの間、浮遊するホタルを見て楽しみました。先程のクモの巣の前を通ると一生懸命に巣の補修作業をしていた。「クモさん、ご免!」貴方も悪くないのだけれど、クモの巣に絡まり必死に光るホタルを見て、思わず手が動いてしまいました。帰り道、涼しいので窓を開けて走っていたのですが、前を走っていた自動車がディーゼル車で真っ黒な排気ガスをまき散らし走っていました。「うぁ~~参った!」窓からは独特の不味い空気が入ってきた。爽やかな八ヶ岳、こんなに美味しい空気の場所だから窓を開けて走りたいです。お願いです、環境に優しい車に乗りましょう。以前は我が家もディーゼル車が有りました。今は3台ともガソリン車です。電気自動車も良いですが、お値段がね~~。その内にエコカーが沢山増えるのかな?

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