八ヶ岳の湧水

2007/09/17 (月)雨~晴れ
昔話にこんなお話があります。「昔、大泉村に谷戸八右衛門という男がいました。八ヶ岳に狩りに出掛け獲物を追ううちに、山奥にはいってしまった。そこで山火事に出逢ってしまいましたが火の弱いところまで逃げてきた時、根本を焼かれた大木の梢に小蛇が一匹巻き付いていたんですって、可愛そうに思った八右衛門はその小蛇を助けてあげました。それから何日かたったある晩のこと、寝ている八右衛門の枕元に一匹の大蛇が現れて、助けてもらったお礼にと言って楊枝を差し出し、これをさせば何処でも綺麗な泉が幾らでも出てきますと言って、すーっと消えてしまったそうです。驚いて目を覚ました八右衛門の手には一本の楊枝が握られいたんですって、その楊枝を裏山に差すとそこから綺麗な泉がこんこんと湧き出てきた。これを知った里山の人は大変喜び田んぼも潤い、村はだんだん豊かになっていった。この不思議な泉も最初は大事に使っていましたがその内無断でどんどん使うようになってしまった。八右衛門はこの泉の訳を話してもっと大事に使うように言い聞かせたが、だあれもそんなことを信じようとしなかったそうです。そこで怒った八右衛門は泉の出口にさしてあった楊枝を抜いてしまった。そうすると、見る見るうちに泉は乾いてしまいました。困った里人達は八右衛門に謝ってこれからは毎年水年貢と言って水の使用料を払うことを約束した。そうして八右衛門が再び楊枝を刺すと又もとのように綺麗な水が湧き出るようになったそうです。それから後この泉は“八右衛門出口”と呼ばれるようになったというお話です。」現在、この泉のそばにある大木は八右衛門が刺した楊枝が大きくなったものだといわれています。湧水は白蛇がよく登場します。生ある生き物を大切に思う気持ちを持ちましょう。人間は自分が生きるために食べなくては生きていけません。人間は罪深いのです。この世のすべてに感謝して過ごすことに致しましょう。

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