野辺山、やまなしの木へ

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朝食を早めに済ませ、目的地へ向かいます。
それは何処?野辺山の「やまなしの木」です。
その「やまなしの木」は、私と二人の先生を結びつけてくれました。
その話とは、
「畑の真ん中に凛と立っている木が主役になっている「やまなしの木」です。樹齢200年から300年と言われています。このやまなしの木には特別の思いがあります。私が2001年に八ヶ岳歩こう会の例会に参加して作成したレポートが素敵な物語に発展したからです。実は2004年の4月に山梨県から岩手県盛岡市杜陵小学校に「やまなしの木」が3本プレゼントされました。プレゼントされるまで約1年の歳月が掛かりました。きっかけは、私の「やまなしの木」探訪ウォークレポート2001年5月17日を見て下さった方からのメールから始まりました。」
内容は・・「 突然失礼します。はじめまして、やまなし探訪ウォークみました。見事な木ですね。ところで、こちらは岩手県にある小学校です。宮沢賢治のやまなしってあるんですが、そのやまなしの木を植えたいといっている学校があるんです。苗木を分けてくださる情報をお持ちではないでしょうか。もしご存じでしたら教えていただきたいのです。ご存じでなければ、このメールは捨て置いてください。お読みくださいまして、ありがとうございました。
この後、私と森田校長先生(上平沢小学校)とのメールのやり取りが・・。情報が欲しいので色んな方に相談したり聞いたりしました。有る方から清里で「やまなしの木」を植樹した話を耳にしたのです。そして知り合いの清里観光協会の役員さんに相談に乗って貰いました。その後、山梨県側と岩手県の学校で話が進み希望していた学校に木がプレゼントされることになったのです。(やまなしの木は、植えてから15年経たないと花が咲かないそうです。)
山梨県の育苗センターで30本の「やまなしの木」を育てていた内、3本を岩手県にプレゼント!
植樹祭が2004年4月29日に行われたようです。経過報告は、私とメール友達になった先生「森田校長先生」から頂いておりました。そのメール友達である森田校長先生からお電話を頂きました。苗木をプレゼントされた学校の石田校長先生からも直接お電話を頂きました。私のレポートから生まれた素敵な出来事、小学校の生徒さんもきっと喜んでいることでしょう?お話をお聞きして自分のことのようにとても嬉しかったです。何時かは分かりませんが、山梨県から岩手県にプレゼントされた「やまなしの木」に会いたいと思っています。
そして、今年(2007年)の春に花が咲いたお知らせを頂き、私は今年の6月に岩手まで行き、その「やまなしの木」に逢ってきました。
「やまなしの木」のお陰で森田先生、石田先生と山梨県で再会出来たのですからとても嬉しい。
実は、2003年に荒川じんぺいさんの本に私のホームページが紹介されました。
その本は、やまなしの木が岩手県にプレゼントされる前に発行されています。
もし、また載ることがあったらこのことを書いて欲しいものです。
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お忙しいスケジュールでしたが、野辺山の「やまなしの木」にご案内しました。
何と、「ヤマナシの木」の下に行くと、実が落ちているではありませんか。
ナシの原木と言われています。中を割るとナシの甘い香りがしました。
木の実は、岩手県にお土産として持参されるそうです。
宮澤賢治さんの「やまなしのはなし」
三年前に山梨から岩手の学校に「やまなしの木」が送られました。
植樹してから15年たたないと花が咲かないはずなのに5月に花が咲き実もなりました。
そして今回は、ギンドロの木が山梨にプレゼントされました。何というご縁でしょう。
保阪嘉内さんも「どろの木」を何首も詠っているそうです。
宮澤賢治 さんも「いま来た角に」で「どろの木」のことを書いています。
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ヤマナシの実                 森田先生ご夫妻・石田先生
「やまなしの木」レポートから、素晴らしい物語が生まれました。
大勢の善意の輪が実を結び、岩手からギンドロの木が10/13にプレゼントされたのです。
植樹祭には、岩手県から石田先生、森田先生ご夫妻、岩手県知事代理の千葉様がお見えになりました。
初メールから何と4年目です。この後も清里へ行き、何人かの方々と駆け足でお会いしてきました。
清里高原・清泉寮前牧草地を会場では、ポール・ラッシュ祭~八ヶ岳カンティフェアが開催。
イベント会場へ行き、舟木さんと毛塚さんにお会いし、萌木の村「ケイズテーブル」の輿水さんにもご挨拶。
インターネットの輪、森田先生(元中学校の校長先生で石田先生の後輩)→ZOOMママ→清里の輿水さん(清里観光協会前会長の舟木さん)→山梨県職員の毛塚さん(山梨県知事)→石田先生(前・杜陵小学校の校長先生で山梨から「やまなしの苗木」を頂いた小学校の校長先生)
皆さんのお陰で山梨県と岩手県の絆が一層強くなり、これからも交流が続くことでしょう。
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森田先生・私・輿水さん・石田先生        毛塚さん・舟木さん・石田先生
午前中の短い時間をフルに使って無事、全員に会うことが出来たのは凄い。
ゆっくり喫茶に入ることは出来なかったけれど、私の手作りケーキと紅茶を車中で食べて頂きました。
清里から小淵沢に車を走らせます。12時6分の列車に乗りたかったが、到着したのは12時9分でした。
でも、少しお話をする時間があって良かったかも?次の12時33分の列車に!
私は、列車が走り出すまで皆さんをお見送りしました。「さようなら、ご機嫌よう、また何時かお会いしましょう。」
6月に私が岩手に行って10月には、山梨で再会出来て、最高の二日間でした。
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今回の話は、ブログのちょっといい話を見て頂くと理解出来ると思います。
お時間のある方は、読んで下さいね。

4 thoughts on “野辺山、やまなしの木へ

  • 2007年10月16日 at 6:38 PM
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    もしも、ゆきえさんの賢治朗読を聴いていただけたら、いったいどんな感想を持たれたでしょうね。
    またいつか機会があるかもしれませんね。
    どこかで糸が繋がっていくような気がします。

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  • 2007年10月16日 at 8:21 PM
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    今回のぎんどろの木について石田先生に℡を差し上げた実行委員会事務局の向山です。なるほどこういう経過だったのですね。賢治と嘉内をつなぐ糸がこのようにつながっているのだと思うと不思議な縁といわざるを得ません。同じ峡北の地ですので今後ともよろしくお願いします。あと2本の植樹についても検討中です
        実行委員会事務局長向山

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  • 2007年10月16日 at 9:12 PM
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    風路さん、今回は残念でした。
    岩手から強行軍でお見えでしたから仕方がないのです。翌日も予定がビッシリでしたからね。何時もおつきゆきえさんの事はお話ししていました。岩手県人は、全員が宮澤賢治さんのファンだそうです。6月に宮澤賢治記念館でお会いした時も私の知らない宮澤賢治さんのこと、色々説明をして下さいました。先生自身が朗読会を開けるくらいお話が上手かも知れませんよ。(笑)

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  • 2007年10月16日 at 9:48 PM
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    保坂記念碑建立実行委員会事務局長・向山三樹様
    コメント有り難うございました。
    岩手県と山梨県の繋がりは深いですね。岩手県とは、昔からご縁のある県だったのですね、嬉しくなります。
    >あと2本の植樹についても検討中です
    薬用植物園は、無料開放している山梨県の施設です。
    専門の施設ですから樹木に詳しく立地条件もギンドロには良いはずです。
    是非、薬用植物園にお分け下さいますようにお願いを致します。
    13日式典終了後、薬用植物園にお邪魔しました。
    そこでビックリ!
    岩手の盛岡市杜陵小学校に植樹された「やまなしの木」の兄妹が薬用植物園に植えられていました。
    これも凄い縁だとお思いになりませんか?
    薬用植物園に山梨県の育苗センターで育った盛岡市杜陵小学校に行った兄妹「やまなしの木」が植えてあり、同じ敷地内には、保坂記念碑建立実行委員会から譲り受けた岩手からのギンドロが植樹されれば物語が出来ます。
    木のことですが、森田先生からZOOMにとお話がありましたが薬用植物園を紹介しました。
    韮崎に植樹された「ギンドロの木」が大きく育ってくれるといいですね。30年経つと立派な見栄えのする木となるそうです。

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