ケネス・ブラナー監督作品『魔笛』
出演:ルネ・パーペ、ジョセフ・カイザー、リューボフ・ペドロヴァ 他
あらすじ:
第一次世界大戦前夜のヨーロッパ。兵士タミーノは戦場で命を失いかけたところを、夜の女王に仕える3人の次女に救われる。女王から魔法の笛を渡され、暗黒卿ザラストロに誘拐された娘パミーノを救い出してくれと頼まれた彼は、ザラストロの神殿に忍び込む。そして、そこで出会ったパミーナと瞬く間に恋に落ちる。そんなふたりがやがて知ることになる驚愕の真実。愛をかなえ、自由を手にするために課せられる苛酷な試練。魔笛が引き起こす奇跡の愛の物語は、全ての人に愛を呼び起こす。
* * *
モーツァルトの名作オペラ『魔笛』を映画化。
序曲からフィナーレまで全曲使われているとのことで、『魔笛』のいちファンとして期待に胸をふくらませて映画館に足を運びました。
オープニングの作りこみかたったら、はんぱじゃないです。
すべてが計算されたような、美しい映像と音楽。
わくわく感と鳥肌がとまりませんでした。
もとの『魔笛』をいじるなら、全編通してこのくらいいじってくれたほうが 世界に入りこめたんじゃないかと。
現実とファンタジーが入り交じったような、悪くいうと どっちつかずな感じが ひたすらもったいない!
けれども映画としてはじゅうぶんに楽しめる作品ですし、これをきっかけにオペラに興味をもつひとが増えてくれたら 嬉しいですねぇ。
ザラストロ役 パーペ の気品あるお顔と歌声にヨロヨロ。
来日する機会があるなら、ぜひとも聴きに行きたいものです。
この映画、ただいまは新宿のテアトルタイムズスクエアと 有楽町のシャンテシネのみの公開で、全国順次公開予定。
残念ながらまだ山梨での上映は予定されていないようですが、機会があれば ぜひ映画館でご覧いただきたい作品です。
一度は耳にしたことがある、名曲の数々を世界屈指の歌手たちが歌いあげます。
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