ツタウルシの紅葉

アカマツの絡まったツタウルシが紅葉してきました。これからもっと赤くなります。このツタウルシも真っ赤になる場所もあれば茶色っぽくて余り綺麗でないツタウルシもあります。何が影響するのでしょうか?紅葉とは植物の葉が枯死する前に緑色から紅や黄色に美しく変色する現象で、落葉樹だけでなく常緑樹にも見られます。専門的には、赤く色づくのを「紅葉」、黄色く色づくのを「黄葉(オウヨウ)」という。赤い葉の色はアントシアンという赤い色素が細胞内に広がったもの、黄色い葉はカロチノイドという色素が浮き出たものです。アントシアンはニンジンなどに含まれていて、カロチノイドはカボチャなどに含まれる色素です。実は黄色になる木と、赤くなる木のメカニズムは別なんです。カロチノイドはもともと葉の中にあるもの。緑色の葉には緑の葉緑素とカロチノイドが含まれていて、気温が下がって葉緑素が壊れていくとカロチノイドの割合が高くなり、結果的に葉が黄色になるんです。赤色は葉の中の糖分が紫外線の影響を受けて、もともと含まれていないアントシアンを作り出します。黄色い紅葉と逆の行程ですね。紅葉も綺麗な年もあれば綺麗になる前に散ってしまうこともあります。今年の紅葉はどうなんでしょうね?八ヶ岳の紅葉は10月中旬から11月の上旬です。特にカラマツの黄葉はお勧めです。黄金色になったカラマツを見たときには感動しました。太陽に照らされてキラキラ輝いて見えました。棒道にもカラマツがありますので歩きながら楽しむのも良いですね、富士見高原スキー場の彫刻の森も素敵な場所の一つです。お客様をご案内した時は、黄金色になっていたので皆さん、大喜びでした。
今日の天気:晴れ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です