2001年2月22日「雪の自然観察会(鹿)」・その2
鹿たちが良く来る場所、有刺鉄線の中は県営牧場です。美味しい牧草を食べに来るようです。
牧草地は大きな建物がないから見晴らしが本当に良いです。鹿がこの景色を眺めているかは判りませんけれど?
大作さんの説明に耳を傾けます。太い幹には鹿が角を研いだ跡があります。モミや赤松の皮にはタンニンという物質が含まれていてこの成分が鹿の脱角を促す働きをするらしい。木の高い場所に皮がむけているようならそれは鹿の角を研いだ跡です。
防火帯から下りますが鹿道に沿って歩きます。
この木は立ち枯れた木何ですがイタチかテンの巣らしき跡が無いか見ています。キツツキが開けた穴が上の方にあります。立ち枯れてその木が生きていなくても、この木は森にとって大切なものなんです。自然観察会に参加すると本当に勉強になります。
鹿が休憩をする場所です。今は人間がうろうろしていますから此処にはいません。林の中からこちらの様子をそっと見ているかも知れませんよ。この時、遠くで鹿の群が走っていきました。県営牧場から道を横断したのです。そしてふと牧場の中を見ると違う鹿のグループが走って森の中に消えていきました。この右側の木も鹿が皮をきれいに食べてありました。鹿が山を荒らすと言いますが本当のところ立っている木も食べてはいますが、このように雪の重みで折れた木などを食べることが多いそうです。
鹿が出入り口にしている場所です。有刺鉄線を上手にかわしていますね、鹿も判っているんでしょう。今年は八ヶ岳でも清里より小淵沢の方が多いそうです。何故か?斉藤さんの推測では大雪の前に餌を求めてこちらに来たが雪がたくさん降って戻れずにいるのかも知れないなぁ〜と言うことでした。

番外編は命を落とした鹿の写真です。見る、見ないはお任せいたします。大自然の厳しさをこの目で体験させてもらいました。
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