冬の棒道・その2
棒道を歩くと途中で川(女取り湧水からの水)の流れている場所があります。この水は水利権のある水ですから勝手に持ち帰る事は出来ません。昔は水争いが耐えなかったと聞いております。ココより下になりますが三分一湧水には三角の石が置いてあります。武田信玄が三つの村に均等に水が行くように考えて置いたとされています。今は水道をひねると出てくる水ですが先人の方は本当に苦労をされたようです。感謝して水を大切にしましょう。長坂町側の棒道沿いに流れています。とても雰囲気がいいので私はこのあたりの場所が大好きです。
橋を渡ってふと橋の下を見ると氷柱が綺麗でした。皆さんはこの氷柱を見てどんな感想を持たれましたか?「冷たそう!」「寒そう!」「うまそう?」「○○そう!」他にもあるかも知れないと思って探してみました。自然の芸術作品の数々をご紹介します。それではどうぞ♪
小枝に水が掛かってこんな形になりました。
こけむした川沿いの石にも・・・。
面白い形ですね。何だか判らなくても面白いでしょう。
こんな形の氷柱もありましたよ。
氷柱から、がらっとかわりますが棒道沿いには観音様が幾つかあります。今回棒道全部の観音様を紹介できませんが雪道を歩いた今回、私の道案内をしてくれた観音様を紹介いたします。昔の八ヶ岳の写真集に、この観音様と八ヶ岳の写真があるそうです。今では木が大きくなってとても八ヶ岳を見ることは出来ません。坂東9番千手観音座像です。
道の真ん中にこの観音様はいらっしゃいます。坂東10番千手観音座像です。目標物が何もないときには、この観音様がその目印になります。今回歩いてそれを感じました。草がぼうぼうに生えているときも、きっとこの観音様が目印になってくれることでしょう。最も今は棒道を歩かれる方が増えたので草刈りはきちんとしています。(去年の秋歩いたときは草が伸びていました。)
雪に埋もれるようにそのお姿がありました。坂東11番聖観音立像です。この立像の下にはサントリーウイスキー貯蔵庫があります。観音様がお酒に弱いとしたら香りで酔ってしまうかも知れませんね(笑)
棒道最後の観音様です。坂東16番千手観音座像です。棒道は武田信玄が軍用道路として造ったと言われていますが?観音様は信玄の時代から300年ほどたった江戸時代の終わり頃に安置されたと言われています。なんのために置いたのかは長くなりますので次回に致します。

最後まで見て下さって有難うございました。
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