鳳凰三山 2002年6月20日〜1日 その2
地蔵賽の河原には沢山のお地蔵さんが祀られていました。皆さん願い事をして、その願い事が叶うと、お礼としてお地蔵さんを此処まで担いでこられるそうです。流石信仰の山です。信仰心厚いから出来るのでしょうが、重い石地蔵を担いで登られる何て凄いなぁ〜。感心してしまいました。ここからの景色も最高です。甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、白峰三山が見えます。
地蔵賽の河原から30分ほどで鳳凰小屋に到着しました。お水を補給させて頂けるそうで、皆さんペットボトルにお水を入れていましたよ。勿論、私も入れさせて貰いました。今回は、お水の大変さを学んだ山行でもありました。持っていくと重いし、持っていかないと生死に関わります。此処までの道では景色を眺めて愉しんで降りてきました。地獄はこれからでした。この先の下りはハードな下り道だったのです。
ドンドコ沢登山道コースを下ります。道は直ぐに花崗岩の沢の広い河原にに出ます。花崗岩の沢は明るく暫くは愉しんで下りました。ところがその後、樹林帯を急降下する道が続きます。こんなにきつい下りも初めて体験しました。
随分下ったと思います。足の方も大分くたびれてきました。丁度良い場所に「五色滝」休憩を兼ねて休みます。
「五色滝」は、随分落差の大きな滝です。写真では小さくなってしまいますが、この場所はかなりの標高、これほどの立派な滝があるなんて一寸信じられません。この滝を見られるのは、登山者だけです。山登りって大変です。でも苦労するだけのことがあります。景色だったり、この様な滝だったり・・場所によって違うのでしょうが、いろんなご褒美が貰えるんですね(笑)。この後もドンドコ沢登山道は急峻な沢に沿って降りていくのですが、足が悲鳴を上げ始めました。一つ間違えば滑落して大怪我か?何せ山道が急降下なんです。滑落したら命を取られてしまいそうな斜面を下ります。時折道が崩壊していたり細くなった道の山側を恐る恐る歩いたりと、スリル満点でしたよ。
いくつもの尾根を横切り小沢を横切りして降りてきたら「白糸滝」到着。息を整えます。この滝も落差の大きい滝ですが、先程の「五色滝」から比べると少し見劣りしてしまいます。それでも水量は白糸のように細いわけではなく、かなりの量です。
「白糸滝」です。この他にも滝はあったのですが、登山道から少し離れてる為行きませんでした。鳳凰の滝と南精進の滝です。険しい道が穏やかになったからと安心してはいけなかった。もう終わりかなと思うと延々と下り道が続くのでした。もう終わりかな?と思ったらまだ川沿いの下り道の案内看板がありました。ドンドコ沢の河原を降りて石に足を取られながら転ばぬようにストックで体を支えた。いくつかの堰提を越え到着。足はガクガクになっていました。景色を愉しめた山行でしたが上り下りとも大変苦労した鳳凰三山の山行でした。
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