イラスト 「八ヶ岳歩こう会」「小淵沢ポレポレクラブ」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
鳳凰三山 2002年6月20日〜21日 その1
【青木鉱泉→中道登山道→御座石→薬師岳→薬師岳小屋(宿泊)→薬師岳→観音岳→アカヌケ沢の頭→賽の河原→地蔵岳→鳳凰小屋→五色滝→白糸滝→青木鉱泉】予定では登り7時間、下り6時間の予定を組んでいたそうです。さて予定通りに歩けたのでしょうか?
我が家から南アルプス連山が良く見えます。眺める側から登る側に、念願の鳳凰三山にチャレンジです。歩き始めた頃は雨は降っていなかったのですが、いつ降り出すか分からないお天気でした。山小屋泊まりの登山は初めての経験です。緊張しながら歩き始めました。いきなりの険しい登りに汗が噴き出します。息も途切れ途切れになって苦しい。思うように足が上がらず苦戦!途中立ち止まり休憩をとりました。情けないくらい足が進みません。一緒の方に申し訳ないから登山を断念しようとリーダーに相談しました。皆さんは優しかったです。「ゆっくりと、一緒に登りましょう。」リーダーは「具合が悪くないのなら行こう。今日は山小屋泊まりだから安心して良いよ!午後3時までに着けば良いんだから・・。」何時間かかったのでしょうか?霧の中、薬師岳に到着!みんなが握手をしてくれました。言葉では言えないくらい嬉しかったです。苦しかった登り道が終えホッとしました。みんなの温かい励ましで何とか頑張り山小屋に到着です。私にとって中道登山道コースは、かなりきつかったです。途中の写真は雨でありません。
山小屋の夕食が始まりました。温かいおでんが食卓に並びます。雨で体が冷えていますから、熱々のおでんは、とても嬉しいメニューです。お仲間の皆さんも大喜びでした。食後は、ストーブを囲んでのお喋りを暫く愉しみました。消灯は20時です。明日の準備をして布団に入りました。体が冷えていたのでなかなか寝付けません。持ってきた服を着込んで布団に入ったけれど、まだ少し寒かった。夜中も時々目が覚めてグッスリとはいきませんでした。
心配していたお天気ですが、ご覧の通り翌朝は晴れました。みんなで喚起の声、昨日到着の時は霧で写真を撮るどころではありませんでした。薬師岳頂上(2780m)で記念写真。昨日、お天気が悪かったので山小屋も貸し切り、これから縦走する山にも当然歩いている人は居ないはず?です。ビックリ!何と鳳凰三山、貸し切りです。
これから観音岳(2841m)に向かいます。正面の尾根を歩いていきます。霧がなかったら先の山も見えるのでしょうが、これ以上欲を言ったら罰が当たりますね。昨日の雨で大変な思いをしたばかりですから贅沢は言いません。お天気がどんどん回復してきます。これから先の景色が楽しみです。
観音岳(2841m)に到着です。白峰三山が良く見えます。(白峰三山とは、標高日本第2の北岳(3192m)第4の間ノ岳(3189m)そして農鳥岳(3051m)の南アルプス中心部の3つの山のことを指します。)
観音岳(2841m)の標識。あの上に登るのはちょっと怖い、でもここまで来たのだから頑張って登ってみることにしよう。それにしてもなんと良いお天気ではありませんか。真っ青な青空、暫くこの場所を独占!
登ってみると景色は最高です。二度と無いかも知れない鳳凰三山登山だから記念に写真を撮りました。後ろに見える山は白峰三山です。雲で隠れていますが日本で2番目に高い山の北岳は私の真後ろです。一寸ビックリしたのは高所恐怖症の私が大分慣れてきたことでした。この石の場所が断崖絶壁でないからかも知れませんね。昨日断念しないで登って良かった!励まして下さった皆さんに感謝した次第です。
観音岳(2841m)から地蔵岳のオベリスクが良く見えました。オベリスクの奥には雲海が広がって歩けそうな感じ。雲海ですが子供だったら綿菓子みたいといったかも知れませんね。そのくらい真っ白な雲でした。オベリスクに登ることが出来るそうですが、時間がない為、今回の予定にはないそうです。
観音岳からアカヌケ沢ノ頭の鞍部までは大きく下ります。砂礫の中を歩きます。ここを下って又登り・・アカヌケ沢ノ頭に!
お天気が回復して歩くと喉が渇きます。ちょっと休憩、水分補給して体を休めます。
花崗岩の岩が指さすのは白峰三山です。気持ちの良い山行です。こんな景色を見てしまうと辛い山登りも楽しいものに変わってくるからおかしなものです。
今歩いてきた尾根道です。写真では道が随分細く見えますね。私が歩いてこられたんですから、大丈夫!それにしても見事な景色です。
地蔵のオベリスクを見ていたら何と、八ヶ岳が雲海から顔を出しているではありませんか!私は昨年の9月に赤岳に登っているので感激をしてしまいました。「あの山のてっぺんに私は登ったことがあるんだ。鳳凰の頂上から赤岳の頂上を見ている私が此処にいる。」不思議な気分に成りました。
景色を愉しみながら、お菓子タイムです。リュックの中から魔法みたいに出てきます。一番嬉しかったのはフルーツでした。オレンジ二種類が少しずつ、みんなの手に渡されました。こんな山の上でフルーツが食べられるなんて感激でした。
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