イラスト 「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
我が町ウォーク 徳島堰(南アルプス市)と将棋頭(韮崎市) 2003年4月22日 その2
3番堤 2番堤 1番堤
現存している石積出しです。
4番堤 5番堤
石積出しは、現在1番から5番まで確認されていますが、8番まで有ったことが確認されています。各堤には、それぞれ2本程度の出しが設けられており、水の勢いを徐々に緩和させ、分水している様子がうかがえます。また1番堤にもっとも大きな石を使用しており、激流に耐えられるようになっています。

石積出しでお昼を食べた後はスモモ畑の中を通り次の目的地へ向かいます。
スモモのような花が咲いていました。ハウス栽培の中に咲いていた花は「サクランボ」でした。白根のサクランボも美味しいですよ。
サクランボの花をアップしてみました。美味しいそう?まだ花だけですが・・(笑)
桃畑の前を通ったら富士山が!
日本三大堰の一つ、徳島堰です。今では果樹王国と言われた白根の町ですが、昔は水で苦労をしたそうです。

甲府盆地は、大小多数の河川が流入してきて、それぞれの河川が扇状地をつくり、いわゆる複合扇状地が形成されています。この中で特に大きな扇状地が甲府盆地西側に位置する御勅使川によって形成された地域です。扇状地は、水はけが良い砂礫で構成されているため、しばし水の入手が困難な地域になります。御勅使川扇状地の一帯は源七郷と呼ばれる7村があり、この地域の人々は古くから水の入手に苦労をしてきました。1666年、江戸の出身 徳島兵左衛門が甲州に出てきて、この荒れ地の開発をするため「徳島堰」の工事を始めました。徳島は私財をすべてつぎ込みましたが、工事は難航を極めたため、途中でこの事業をあきらめてしまいました。その後、幕府が工事を引き継ぎ完成しました。取水口は韮崎の穴山で御勅使川扇状地の山沿いを沿うように流れています。現在も用水路としてその機能を果たし、日本の著名な堰、用水のひとつといわれています。

現在徳島堰は、長さ17kmあり、およそ3000ha以上の田や畑を潤しています。山梨県最大の農業用水として、釜無川右岸地域の米作りや果樹栽培などの農業を支えています。

※現在、堰と言えば「川の水をせき止める」川の横断方向工作物の意味ですが古くは、取水施設+用水路を総称して「堰」と呼んでいたそうです。
白根の将棋頭。
一回りして御勅使公園に到着です。綺麗に整備された公園内は桜が満開でした。
本当に見事、美しいものを見ると自然と笑顔が出てしまいます。八重桜は本当に見応えがありますね。
広い芝生に転がって靴を脱ぎ足をマッサージします。良く歩きましたね、今日の距離数は15キロくらいでしょうか?皆さん、お疲れ様でした。御勅使公園は綺麗な公園で広いのでビックリしました。ゆっくりと公園内を散歩すると良いかも知れませんよ、素敵な場所も幾つか有りました。皆さんも行かれては如何でしょうか?今回のウォーキングでは随分勉強をさせて頂きました。

御勅使公園の八重桜が満開で綺麗でした。アップした写真をご覧下さい。
どうでしょうか?見事ですね。花を見ているだけで幸せになります。
前のページへ
八ヶ岳歩こう会編へ
▲▲きママなウォーキングへ戻る