イラスト 「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
2001年5月24日「美し森からトレッキング」・その1
今日は八ヶ岳自然クラブの自然観察会です。雨の中、17名の熱心な参加者が集まりました。集合場所は清里・たかね荘の駐車場です。本日の講師は植物に詳しい自然監視員の斉藤さん(八ヶ岳自然クラブ代表)
駐車場で軽く準備体操し、これから大泉・清里スキー場の頂上まで植物の勉強をしながら登っていきます。芽吹いた木々が雨に洗われて綺麗な緑色に輝いています。
沢山のニリンソウも咲いていました。平地の川の土手から深山の樹木下まで幅広く分布し、どこに生えても大群落となり、十分な湿り気がある場所を好み、山村などでは水田の土手一面がこの花におおわれることもあるそうです。
アップしてみるとニリンソウが雨に洗われて輝いているでしょう。花の直径は2センチほどですが、びっしり咲くので見事なんです。
トリカブト、根には猛毒が有るので気をつけて、秋には綺麗な紫の花を咲かせます。(綺麗な花には毒がありますよ!)
ムシカリ、春一番に咲いてくれます。
ここは羽衣の池です。斉藤さんから簡単な説明をしていただき、池の遊歩道を渡ってもう少し上まで登ります。
羽衣の池の回りにはぐるっと遊歩道が造られています。でもそのためにこの沼の生態系が壊れてしまった!県に取り壊すことを希望しているそうです。
ハルリンドウ、湿った草地や湿原など、腰を降ろすのをためらう様な湿り気のある場所に生える。これに似ているのがフデリンドウですが雑木林の下や山の草原に生える。ハルリンドウの特徴は根生葉があり、フデリンドウは有りません。(フデリンドウは八ヶ岳歩こう会のオオムラサキとブルーベリーの里ウォークで写真を載せてあります。)
コナシ、小淵沢のコナシはもう咲き終わってしまいました。
コバイケイソウ、高山や深山の湿地に生える大形の多年草で茎の高さは1メートルぐらいになる。食べられません!ギボシと間違えて食べては行けませんよ。
皆さんが良くお庭で見るギボシはこちらです。
シロバナエンレイソウ、雨に洗われて綺麗でしょう?ミヤマエンレイソウともいうが、深山だけに生えるわけではありません。高さ40pほどになる。普通は1〜2本で生えるものが多いが、5〜6本まとまって株をつくることもあります。
シロバナエンレイソウのアップです。白い3枚の花びらが内花被片、緑色の3枚が外花被片です。内花被片は盛りを過ぎる頃からほんのり紅をさすことがあり、長さは2センチほどです。
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