1)、フタリシズカ(2人静)…名前の由来は、花をつけた2本の軸を静御前(しずかごぜん)とその亡霊の舞姿にたとえてつけられたそうですが、実際には軸が1本だったり、3〜5本あったりとまちまちです。私も1本や3本のものには時々であう機会はありますが、4〜5本も軸がついたフタリシズカは有りません。センリョウ科。花期5月〜6月。花穂は二本、ヒトリシズカと同じく、花弁とガクがない独特な形をしています。高さは15〜20p位。ヒトリシズカより咲くのが遅い。3本の花穂2001年6月14日 |
2)、ヤマオダマキ(山苧環)…名前の由来は、紡いだ麻糸を巻いて玉にしたものをオダマキといい、花の形が似ていることからこの名がついたといわれる。
キンポウゲ科の多年草。日本には高山性のミヤマオダマキと低山性のヤマオダマキ、マルザキオダマキ(変種)の3種があるそうです。花期6月〜8月です。ヤマオダマキの写真2001年7月15日 |
3)、オタカラコウ(雄宝香)…亜高山の湿気の多い草原から谷筋に生え、花は茎の先端に枝分かれせず穂状に咲く。舌状花が5〜9枚あり、葉も円形に近い。花期7月〜8月 オタカラコウの写真は、2002年7月4日のレポートにあります。 |
4)、ギボウシ(擬宝珠)…ユリ科の多年草で多くの仲間があり、湿地を好むもの、日当りを好むものなどの性質があります。花期6月〜9月 これから花が咲くのでしょう?飯盛山で咲いているギボウシ(擬宝珠)の写真取りました。レポートは、2001年7月15日 |
5)、イカリソウ(錨草、碇草)…花が終わってしまったので目立ちませんが、日本の山野に野生種として自生している山野草の一種です。丈夫な植物なので、それほど枯らしたりすることはないと思います。花のかたちがおもしろく、船のイカリのような形をしているからこの名前が付いたと聞いたことがあります。冬には地上部分が枯れてしまいますが、暖かくなると再び新芽を吹いて花を咲かせる多年草ですメギ科 イカリソウの花の写真があります。2003年5月12日 |
7)、ラショウモンカズラ(羅生門蔓)…ムラサキケマン (紫華鬘)だと誰かが言いました。私は違うと思ったのです。それでは何か?初めは、ヤマエンゴグサ(山延胡草)ではないかと思っていたが葉が違っていた。こうなるとだんだん分からなくなります。カキドオシ(垣通)だと思いましたが、ラショウモンカズラに決定。やや湿り気のある林の下などに見ることのできる多年生草本植物。花後に長い走出枝を出す。和名の由来は花が京都の羅生門に出没したという鬼の腕ににているからとの説や羅城門に多く生育していたためなどの説。花期
4月〜6月 |
9)、サルナシ((猿梨))…山地にみられる蔓草で、秋になると小さな実を付けます。味は果物のキゥーイーにそっくりです。原木なんでは?マタタビに似るが雄しべのやくは紫色、果実は球形で緑のまま熟して甘い。花期にも白斑はつかない。昔、猿が木の穴でサルナシをため込んで、酒を造ったといわれるところからこの名前ができたとか?名前の由来は、梨に似ていて猿が食べるからですって。別名コクワ。
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10)、ハナイグチ(花猪口)…地元ではジゴボウと言ってるが場所によっても名前は色々あるようです。ジコボウ、ラクヨウ、カラマツイグチ。傘の径4〜10cm、まんじゅう形からほぼ平らに開く。中央部に鈍い中丘の出るものもある。表面は淡橙色〜赤茶色。傘の裏側の膜が成長とともに、つばとなって柄に残る。傘・柄ともにいちじるしい粘性に覆われる。カラマツ林のみに群生する。キノコ汁にすると美味しい。ナメコのようにツルンとしていて、食べたら病みつきになるキノコかも知れません。 |
11)、ヌメリスギタキモドキ(モエギタケ科 スギタケ属))…毎年5月下旬と9月下旬に水辺の柳類に沢山出ます。傘の表面にはトゲのような突起が目立つ、成長するとひだの部分が錆色になるので、そうなる前の幼菌を食べます。とろみが美味しく、キムチに最適とか?梅雨期から秋にかけて各種広葉樹、特にヤナギ類やハンノキ類の枯れ木上に束生する。ナメコの原木栽培をしている所では、ナメコを植菌したはずの原木からこのヌメリスギタケモドキが発生してきたりする事もあるらしいです。 |
12)、ヘビイチゴ(蛇苺)…野原や道端のすこし湿った場所にはえる多年草。地面をはって、若苗をつくる。葉は3葉の小葉からなり、長さ2〜3cmの小葉はだ円形で縁にきょ歯がある。初夏に黄色の花が咲く。そう果は丸く大きくなり、光沢のない赤色になる。北海道から沖縄に分布する。擬果は食べられるがあまりおいしくない。
先日、ウォーキングで岩の間から同じような実が付いたイチゴを食べた。食べられるからと進められ口にしたら美味しかったです。仲間が「バライチゴ」と教えてくれた。ヘビイチゴもバラ科ですが食べない方が良いと言われた。 |
13)、クルミ(リスが食べた)…殻の固い鬼グルミをリスは、カリカリとかじって開けてしまう。クルミによって開けにくいのもあるようですが、賢いのでしょうね?要領が分かるとあっと言う間にクルミを割ってしまうようです。リスに掛かると長くても5分ほどで開けてしまうそうです。割ったクルミは綺麗に半分になっています。 |
14)、クルミ(野ネズミが食べた)…ネズミも歯が丈夫なのでリスのようにクルミを開けられるかと思っていましたが、野ネズミは半分には出来ないようです。ではどうして中身を食べるのか?つなぎ目は無理なので中央に穴を開けて食べるようです。反対側も同じように穴を開けて食べるので両側に穴が開いています。 |
15)、鹿道(獣道)…近くには県営牧場があり、美味しい草を食べにきます。食べた後はお水が欲しくなり湧水まで水を求めて歩いてきます。毎日のことなので道が出来ます。これを鹿の道と言っています。 |
16)、毛虫…どうも好きになれない毛虫さん、でも自然界でのお役目は食べられるだけではないようです。綺麗なチョウチョに変身して華麗な舞を見せてくれるかも知れません。この毛虫さんが、どんな蝶に変身するのかは虫博士でないため分かりません。 |
17)、モグラ塚…観察会でモグラ塚を発見。モグラですが、自分の体重と同じ量のミミズを毎日食べないと死んでしまうそうです。モグラは肉食性で、エサは主にミミズですが、いろいろなものを食べます。これまでに昆虫の幼虫やアリ、ムカデなどを食べることがわかっており、この他にも冬眠中のカエルやモグラの死体なども食べるようです。モグラはいつもトンネルを掘っているわけではありません。たまには新しいトンネルを掘ったりしますが、あらかじめ掘っておいたトンネル内を巡回し、においをかいで、トンネルの中にミミズなどのエサが落ちていないかどうか探しています。1日のうち、休息と活動を3回ずつくり返すのが観察されています。トンネルは地下30〜50cmよりも浅いところを頻繁に使います。地中深く掘った時には余った土を地上に押し上げます。このようにできたのがモグラの塚です。野外でモグラの塚をみつけたら、そっと土をどけてみてください。きっとモグラの掘ったトンネルが見つかるはずです。土の中で暮らすため、目はとても小さく退化しています。 |