< ホタル観察会 >
日   時 2005年6月20日(月曜日) 19:30〜20:30
天   候
参加人数 19名
コ ー ス オオムラサキセンター周辺


夕方八ヶ岳南麓一帯に一時強い雨が降り、ホタル観察会の開催を心配しましたが、 観察場所のオオムラサキセンター周辺では 雨もなく、定刻には晴れ間が広がりました。 集合場所の駐車場には定刻までに19名の会員が集まりました。今回のガイドは 会員の市川富美子さんです。
ホタルが生息するには条件があります。「成虫、卵、幼虫、サナギ」の生息条件が整って いなければなりません。生活排水や工場排水の流れ込まないきれいな川で、川辺には草や潅木が茂っていることも必要です。 また水がいかにきれいであっても川の岸や底をコンクリートで固めた川は、カワニナやホタルにとって最悪の環境。 ホタルの幼虫がサナギになるのに適した水辺が必要です。餌になるカワニナが生息していることが不可欠です。 ホタルが生息するには、ゲンジホタルの餌であるカワニナが沢山いなくてはなりません。栄養豊かな川でないとカワニナは 生息出来ない。カワニナがいなければゲンジホタルは生息できません。ホタルは自分の大きさにあったカワニナを食べて 大きくなります。ホタルの生息は 自然環境の良さを表す指標とも言えるようです。



集合場所のオオムラサキセンター駐車場に会員が次々集まってきました。 定刻にはすっかり暗くなっていました。
ホタル観察のガイドは会員の市川富美子さんです。 懐中電灯は足元を照らすだけにし、目が慣れてきたら出来るだけ懐中電灯をつけないように、 とホタル観察についての注意があった後、宮川の水車小屋付近へ向かいました。

乱舞するゲンジボタル
川沿いには数十匹のホタルが瞬きながら飛び交っていました。

「ゲンジボタルは6月頃、平家ボタルは7月頃羽化します。 今の時期に飛んでいるホタルは ゲンジボタルです。オスはメスより10日ほど早く羽化します。私達の住む八ヶ岳南麓では標高差があります。標高の低い 地域から飛び始めますので他の地域より長い期間ホタルを楽しむことが出来ます。ホタルの活動条件ですが、 1、気温が高く2、月明かりの無い 3、曇りの日で 4、風がない日に良く飛ぶようです。市川さんの説明に耳を傾けながら、 ホタルの乱舞を楽しむ会員達。

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