赤岳登山(高山植物観察会)その2 2005年6月28日(火)霧・雨・強風 
赤岳・未登頂記念撮影(15+1) 赤岳山頂(2001撮影)
最高齢75歳〜50代を含む16名の会員を率いるのは日本山岳ガイド協会所属 の公認山岳ガイド・朝古邦雄さん(前列、右から3番目の男性) 登頂成功とはなりませんでしたが、赤岳まで残り99メートルだったのですから登ったようなものです。事故なく無事に登山口まで戻ってきました。日帰り赤岳登山をしたような一日となりました。2001年9月に日帰り赤岳登山を経験しています。
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美濃戸山荘 行者小屋
行者小屋の案内板 案内図
お天気なら途中で見えるはずの景色 行者小屋からの景色(2001.9.20撮影)
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登山中に出合った植物たち。名前が分かる方教えて下さい。
キバナノコマノツメ ミヤマエンレイソウ
キバナシャクナゲ ハクサンシャクナゲ ハクサンイチゲ
コイワカガミ シナノキンバイ
オサバグサ ミヤマナナカマド
ミツバオウレン クロユリ
眠い目をこすり、午前3時起床。支度して家を出たのが4時半。車を走らせ集合場所のスパティオ小淵沢へ 午前5時にスパティオから美濃戸登山口に向かって出発。ところが午後5時半にはスパティオ小淵沢に全員揃って帰ってきていた。それは何故か?赤岳登山が中止になりました。頂上まで残りわずかでしたが強風で稜線を歩くのは危険と山岳ガイドの朝来さんが決断。「勇気ある撤退」をしてきたのです。(涙) 赤岳は2899メートルです。2800メートルまで登ったが強風のため断念。赤岳頂上付近は、風速40mの風が吹いていて歩くのも怖かった。風速40mが何故分かったか?私達、山の上では風速30m位と思っていたのです。美濃戸登山口に車を駐車。勿論、有料です。車を止めた宿も赤岳頂上小屋と同じ経営者。山小屋から随時連絡が入るようです。そこのご主人が話してくれたので分かりました。風速40mなんて凄い!境界尾根を歩いて頂上小屋まで行かれたかは不明、強風でしたから何が起こるか分かりません。頂上へ行かれなかったことは、とても残念ですが判断は正解でしょう?風が強くてまともに立っていられないのですから。突風が吹くと身体が飛ばされそうになる。男性も怖いと話していたくらいです。滑落したら大変。風よけのない場所では身体を低くし、岩場では全員岩にへばりつき緊張の連続でした。歩き始めは曇り、途中から雨が降り出しました。動きがぎこちなくなるので合羽登山は嫌です。林の中を歩いていたときには雨だけでしたから景色を楽しめないけれど参加者は皆、赤岳頂上小屋までは行かれると思っていました。休憩時には冗談も出て良い雰囲気でした。雨は降り続き、風は吹き荒れ、体温が下がって寒い。本当に最悪でした。下山を決めた場所ですが頂上まで残り30分ほどの場所だったそうです。二日前まで予報は晴れだったのに残念なり。神様は意地悪です。梅雨時ですが6月、7月は高山植物が沢山咲いている時期なんです。登っているとき、私の赤いリュックカバーが飛ばされた。みんなが飛んでいく方向を見ていたらしい。風に耐えていた私、みんなが何か騒いでいるなーと思っただけでした。身体が飛ばされそうで必死でした。暫く風が弱まるまで山の斜面にへばりついていたんです。風が弱まったとき這うように歩きました。岩場の皆さんが居る場所に行ったらカバーが飛んだことを教えて貰った。あの強風だから何処かへ飛んでいただろうと諦めていたらガイドの朝来さんが木に引っかかっていたのを取ってきてくれました。最悪の条件だったのに朝来さんに感謝です。2800mまで登っていたのですから撤退するのも勇気がいります。注意をしながら下りました。吹き飛ばされそうで下りも辛かったです。みんな必死でいた。中岳のコルに戻ったとき、ホッとしました。行者小屋までは高山植物を楽しみながら下り、行者小屋でみんなと相談。「行者小屋に宿泊して明日赤岳に登ろう」の声もありましたが、翌日のお天気も期待できないので赤岳登山は中止となりました。
お天気だったら赤岳頂上小屋で景色を楽しむはずでした。(2001.9.20撮影)
右の建物が赤岳山頂小屋です。
赤岳山頂小屋から少し歩いて行くと・・赤岳の山頂(2001.9.20撮影)
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