イラスト 「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
2000年11月24日
「八ヶ岳自然クラブの自然観察会」に参加してまいりました。
ZOOMママも遊ぶばかりではなく、八ヶ岳の自然が説明できる人になりたいので講習会に参加しています。頑張りますので応援してください。
このクラブには自然観察員、野鳥の会、山岳ガイド等の資格を持つ会員が講師をして下さいます。
本日参加される皆さんを待つ間のスナップです。
奥の男性3人が自然クラブの講師の方々です。手前のお二人は今日参加されるご夫妻です。
約束の時間は午前9時00分ですが今日の生徒は、まだ3人しか来ていません。講師の先生は困り顔です、「約束時間は守って欲しい」とも・・・。
講師の方から説明を聞いた後、大平林道を歩き始めたところです。さて今日は何を勉強するのかしら?
みんなワクワクしています。
みなさ〜ん、この石垣に注目してください!こんな感じの所にいる動物はなんだと思いますか?
こういう感じの石垣は、野ネズミとかイタチが好む場所なんです。きちんとしすぎていもダメなんです、巣づくりには適さないそうです。
動物も考えています、考えるのは人間だけではありません。
最近は自然を大切と考えず、どんどん木を切っていますが、とても困った行動と思います。先のことを何も考えていない。自然がどんなに大切か判って欲しいものです。
途中、解説員の面白い話に笑い声が・・・。
この右側から左に鹿が歩いた足跡発見、それも何カ所もありました。沢山の鹿がいるものと考えられます。
「あいたいなぁ〜野生の鹿さんに!」
山に食べ物がなくなってくると、木の皮も食べますよ。
リョウブの木やズミの木が好きみたいです。
皮を食べられた木の中には枯れてしまう木もあります。
ズミの皮は清泉寮のソフトクリームより栄養があるとか?
(人から聞いた話ですが・・。)
山の上からこの話を鹿が聴いているかも?
鹿さ〜ん出ておいで〜!
ラブコールをしながら歩きましたよ。
林道から山林の中へ鹿が歩いた道です。(獣道を私達も進みます。)
さて何のためにここに入ったんでしょう?
それはね〜(だんだん見ていくと分かりますよ。)
先頭を歩いて下さっていますのは、今日の講師です。
後でUPのお写真をお見せいたします。
ずーっと獣道をたどって歩きます。「みなさ〜ん、もう少しですよ〜」・・・鹿になったつもりで歩きます。「足許気をつけて下さいね〜」
この先には県営牧場があるのです、そこに何があると言うんでしょうか?今回は探検隊感覚です。
大きな木の向こうに緑色の草が広がっているのが分かるでしょうか?野生の鹿がこの牧草を食べに来るんですって!山から下りてきてココに美味しい草があることを学習したんですね。
そうそう、自然観察会に参加したときのお話です。季節は今年の6月でした。天女山の展望台でお昼を食べていたときのことです。なんと、県営牧場の中に鹿を発見!双眼鏡を出して見てみるとグループなのか家族なのか数頭まとまって草を食べているではありませんか、双眼鏡で暫く見ていられるほどのんびり草を食べる鹿が見られました。鹿は夜行性の動物だから昼間は遇えないと思っていたのでラッキーでした。
牧草の入り口には有刺鉄線が張り巡らされているんですが鹿は、その間をくぐり抜けて中にはいるそうです。講師の方がその真似をしています。
ですからこの有刺鉄線には鹿の毛がいっぱいくっついていました。(しかの毛が付いた写真を撮ったんですが旨く写っていないのでありません。想像して下さい。)
この後ろ姿は八ヶ岳ふれあいセンターの吉田さんです。(立ちシ○ンではナイですよ・・(*^_^*))
何を撮っているのかと言えば、私が撮ろうとした有刺鉄線にくっついた鹿の毛です。吉田さんはデジカメではないから旨く撮れたかも知れませんね?今度見せて貰おうっと!
県営牧場の少し上に行くと絶好のビューポイントがあると聞き、みんなでそこへ向かって歩いていきます。
県営牧場の一番見晴らしのいい場所です、思わず写真を撮りました。
左側には綺麗な富士山が見えていたんですが逆光なので撮れません。残念!
今、見えているのは南アルプス連峰です。その手前はカラマツ林その下には牧草が・・、ここに鹿がいたらいいのにね!
説明に耳を傾けます。
藪の中から林道に出ました。
この右奥には、スズメバチの巣がありました、木の上の方に立派な巣が・・。
皆さんの中には蜂の子を食べる方もお有りでしょうが私はどうも苦手です。蜂を焼酎に漬けておくと刺されたとき、それを付けると酷くならないとか・・。怖いと言っても何もしなければ刺したりはしないのです。怖いと手ではらったりしますよね〜それはハチにとって攻撃されたと思うらしいのです、ハチは怖いですが通り過ぎるまでジッとしていましょう。
これは、獣道です。山から鹿が此処を通り餌のある場所に通うのです。道はずーと続いています、鹿の足跡が幾つもありましたよ。歩いたところだけ霜柱がつぶされています。大人になれば体重も相当ありますから・・。背丈?だってこの藪の高さまであるそうです。子供は歩いても又草に覆われてしまうけれど、立派な角が生えた大人の鹿になると草も寝てしまい人間が歩いたような道となるみたいです。
枯れた木は鳥たちの大切な家になります。穴の空いた木が分かりますか?上手に穴を開けますね!道具があれば人間でも穴を開けることは出来ますが穴だけでなく子育てが出来るように中も作るんですから簡単ではないですよ。鳥の嘴はすごいですね。今日は鳥の姿が余り見られませんでした。何処かで羽を休めていたのかも知れませんね。「あっ!鳴いている。」「チチーチチーチチー」とゆっくりした3音の声で・・。アレはコガラでしょうか?特徴はさえずりと、ベレー帽をかぶったような黒色の頭です。時々見るアカゲラは「ギョツ ギョツ」と鋭い声で鳴き、枯れ木などを嘴で叩く「ドラミング」は、「タラララー」と大きな音を出します。黒い背中の逆八の字の模様が特徴です。
此処にも、困ったゴミが捨ててありました。
グループで捨てたのでしょうか?それとも最初に誰か捨てて増えていったのでしょうか?どちらにしても酷いことです。
八ヶ岳自然クラブはハイキングコースの自然監視員活動、整備、ゴミ拾いも活動内容に入っています。本当はそんなことをしないで済むようにしたいものですね。一人一人が地球に優しい気持ちを持てば目障りなゴミが無くなることでしょう。みなさんもご協力をお願いします。
はい、これは何でしょう?
獣道の歩いた後です。
鹿だと思います。
体重があるのでしっかり跡が付いています。
何頭も何回も通る道なのです。
あっ此処にもありましたよ!
山からの鹿道は何本もあります。
どのくらいの鹿がいるんでしょうか?
調査はこれから県の方がするのかも知れません。
ここもビューポイントです。
林道から下を見たところです。写真に写りませんでしたが幻想で素敵な風景でした。体験したい人は此処に来ないと出来ないかも?
そして林道から上を見上げた風景です。両側はカラマツ林です。正面は八ヶ岳の権現岳が・・・。
防火帯を歩いて観音平まで登りませんか?気持ちいいと思いますよ。ご一緒しましょうか?
「この紋所が目に入らぬか〜」ではなくて・・・
山梨県 自然観察員の腕章です。
大作栄一郎さんは山梨県環境アドバイザーです。
今日は大作さんに案内をしていただきました。
大作さんは話術も楽しく手話も出来ます。今まで手話で案内をした経験をお持ちです。
小グループの案内もして下さるようですから、行きたいとお考えの方は聞いてみたら如何ですか?
ご連絡を下されば私からコンタクトを取って差し上げます。
八ヶ岳クラブの代表、斉藤登美夫さんです。特に植物に詳しいですね。
講師をして下さったときにご一緒しましたが、話術がすばらしい、楽しませてくれます。ガイドを依頼することも出来ます。
清里でペンションを経営していらっしゃいますから、お問い合わせ下さい。(ねむのきペンション 0551-48-3395)
ビューポイントから戻ります。
帰り道でも復習しながら歩きました。
八ヶ岳自然クラブのスタッフ!
右から鳥類に詳しい斉藤さんです。
真ん中は代表の斉藤さん、植物に詳しいです。
左の吉田さんは八ヶ岳ふれあいセンター方で自然クラブの事務局長ですが、とっても気のいい方々です。
最後にこれからのことを説明する吉田さんです。
「仲良くなった皆さんと軽井沢の方へ行って勉強会をしましょう。・・・・・」
楽しい観察会も2時間ほどで終わりました。
次回の観察会が楽しみです♪

おまけがあります。
実はこの観察会の時は鹿の足跡だけしか見られませんでしたが、何と私は本物をこの日の夕方見ました。
ZOOMにお泊まりのお客様を観音平にお連れしての帰り道なんですが鹿に遭遇しました。前の車がゆっくり止まったと思ったら・・鹿が一頭、また一頭、4〜5頭でした。親子かな?私達の前を通りすぎていきました。そして藪の中からこちらを見ているんです、写真を撮ろうとカメラを構えたら逃げてしまいました。でも、嬉しくてこの日は幸せな気分でした。貴女も遇えるかも知れませんよ。

大作栄一郎さん撮影
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