イラスト 「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
2001年5月14日「オオムラサキとブルーベリーの里ウォーク」
今日は皆さんを長坂町オオムラサキセンターからの素敵なコースをご紹介します。センターの中はオオムラサキや昆虫のすべてを、見て学ぶだけでなく、自然生態系にじかに触れながら学ぶことが出来ます。本日は休館日なので別の日に中を見ましょう。
オオムラサキ自然公園の中も素敵なんですよ!次回ご案内を致します。
駐車場に9時30分集合、参加者は15名、本日のコースは20Kmになっております。これから歩くコースの簡単な説明、歩こう会の渡辺さんが東京へ行って講習を受けてこられたお話等々・・・。今日のストレッチは渡辺さんにお願いしました。綺麗に芝が刈ってありますから此処でストレッチしました。
オオムラサキセンターの駐車場からいったん外にでてグルッと一回りします。今日もお天気は快晴、ウォーク日和です。
田んぼに水が張ってありました。そろそろ田植えが始まるのでしょう!お天気が良すぎて正面の八ヶ岳がかすんで良く見えませんね。
小さな交差点、車はほとんど来ませんが左右確認してから渡ります。林の中はひんやりして気持ちが良いです!
畦には可愛いスミレが咲いていましたよ!
一寸色の違うスミレもありました。
白いスミレも咲いています。
一寸小休止、水分補給しましょう。なぜ此処で休憩をしたかですが、直ぐ近くの畑の中に、ある方が育てた立派なブルーベリーの木があります。熱心なこの方に続けと何人もブルーベリーを育て始めました。そのみんなが先生と仰ぐ方の畑です。数年後には本当に長坂町はブルーベリーの里になるかも知れません。
これがブルーベリーの木、おせいじぬきで立派ですよ!我が家にもブルーベリーの木が二本あります。毎年実がなってお客様に食べて貰います。その木も10年近くなりますがそれほど大きくなっていません。こちらの木は私の背より大きくて本当に立派です。
ブルーベリーの花です、可愛いでしょう。7月には紫色の実がなることでしょう。その頃にもう一度みたいものです。
七里岩ラインの道路を横断します。ぼんやりですが南アルプスが正面に見えています。
JRに沿った道を少し歩き左の踏切を渡り山梨県農業大学校に向かいます。学校の脇の所を通り過ぎ、そこからはオオムラサキ自然観察歩道が続いているんですよ。長坂駅から日野春駅まで一駅歩きます。八ヶ岳がぼんやり見ているのが分かりますか?
橋の所で一休み、此処を下っていけば深沢鉱泉にいかれます。今日は橋を渡って自然観察歩道に沿って歩きます。これからの道は、かなりきつい登りになるそうです。(この時歩こう会のメンバーから一言が・・・この先の登りはね、この間ZOOMママさんがコースを間違えた登り道だよ!そうなんです。3/20の歓送ウォークで迷子になったあの道が上にあるらしいのです。言われて私は?笑ってごまかしました。ふ・ふ・ふってね!)
この写真は3/20の時の写真です。この登りですが、そのまま斜面を登った人と、この先左を曲がって次の階段を登った方は目的の頂上に行かれたんですが、あの日、迷子になった6人は登る階段を間違えた為、頂上でみんなと会えませんでしたし、本コースを歩いていたみんなに心配させてしまったのです。
かなりきつい坂を登り終えました。息が切れます、「はぁ〜はぁ〜 ぜ〜ぜ〜」今回は、みんなと一緒に歩いて来ましたから大丈夫!迷子になりませんでしたよ。(笑) 20Km初参加のお母さんを棒でリードしてあげている娘さん、その後ろは歩こう会の事務局の多賀氏、押してあげていたのかしら?それとも一緒に引っ張って貰っていたのでしょうか?
八ヶ岳グリーンヒルの遊歩道を歩かしていただきます。眺めもいいではありませんか?八ヶ岳が正面に見えます。
今日は暑いくらいなので時計館さんの食堂でお昼を食べさせて貰いました。(数人は黄色のアワでる飲み物を飲んで顔を赤くしていました。)
お弁当を食べると元気になるのはどうしてでしょう。充電OK!残りの半分頑張って歩きましょう。足も軽やか!
カキドオシ(垣通し)です。花の頃は立ち上がるが、花が過ぎると倒れ、蔓になって地面を這い回る。茎の先が長く長く伸びて、垣根も通り越すのでこの名前が付いた。(花期は4〜5月)
自然観察歩道の名前が付く理由が解ります。とても素敵なコースです。この写真を見て里山歩きの楽しさが皆さんに解ってもらえるでしょうか?
タカサゴソウ、花が白いから“高砂の爺と婆の白髪”を連想しての名前という節がある。日当たりの良い野原や山麓の芝草地などに生える多年草。(花期は4〜7月)
ササバギンラン(笹葉銀蘭)花より葉の方が高く伸びるのが本種の特徴。雑木林の下に生え、高さは50センチほどになる。葉がササに似て白い花を咲かせるのでこの名がある。よく似たギンランは葉よりも花の方が高くなるのが特徴。(花期は5〜6月)
本日、二つ目のきつい登り道です。「なんだ坂、こんな坂、どっこいしょ!」でも息が切れてしまいます。フゥ〜フゥ〜 はぁ〜はぁ〜
途中にはジュウニヒトエ(十二単)が咲いてました。花が重なって咲く様子を、宮中の女官の正装、十二単に見立てたもの。植物の中の優雅な名前のひとつ、手入れの行き届いた雑木林の下や土が崩れているような日当たりの良い土手などに生えている。(花期は4〜5月)
何と立派な看板ではありませんか!オオムラサキ自然観察遊歩道の看板です。
看板の近くにレンゲツツジが咲いていました。これからいろんなツツジが咲いてきます。5〜6月良い季節です。
林の中で時々見かけませんか?マムシグサ、なんとも言えない形ですね、解っていても見つけたときにはドキッとします!
まぁ〜 なんて素敵な景色でしょう。写真ではその時の感激が小さくなってしまいました。やはり一緒に歩いていただかないと駄目かも知れません(笑)今の季節は暑くもなく寒くもなく最高に良い季節です。
トウダイグサ(燈台草)です。道端や河原の土手など、至るところで生える草で春早くから花を咲かせる。名前のトウダイは明かりをともす燈台のことで、海の燈台ではない。花のつく様子を例えたもの。(花期は3〜5月)
この先はゴミの捨て場があって通りたくないため左の林に入ります。歩こう会のメンバーが草刈りをして歩けるようにしたそうです。曲がる目印は木の所にあるこの赤い立て看板です。
左に曲がり林の中に入ります。
感じの良い林の中を進みます。
アスファルトの道路にでてから、少し歩くと右にはハーブ、宿根草、芳香花木類を直売している“日野春ハーブガーデン”があります。此処の前を右折し車の来ない林の道を歩いて参ります。
小さな公園で一休み、トイレ休憩です。勿論水分補給もね!東屋があってとても素敵でしたよ。
道端にアヤメの花が咲いていました。今日は20Kmコースで少し疲れていますが、そんな時、花や景色が疲れを癒してくれます。車は便利ですが歩くと大自然が会話をしてくれます。私の言っていることは歩けば解りますよ、沢山歩く必要はありません!皆さんも30分くらいのウォークから始めませんか?何か素敵な出会いや新しい発見があるかも知れませんよ!
フデリンドウ(筆竜胆)です。リンドウは秋のイメージが強いが、春に咲くものがいくつかあります。最も普通なのが本種で、雑木林の下や山の草原に生える。花は日が照っているときにだけ開き、雨や曇りの日には閉じている。高さは10cm程なので咲いていないと気づかない。蕾の形が筆の穂先のようなのでこの名がある。よく似たハルリンドウとは、根生葉があるか無いかで区別する。フデリンドウには根生葉がありません。(花期は4〜5月)
サクラソウ(桜草)・・「我国は草もさくらを咲きにけり 一茶」花が桜に似ているのでこの名がある。湿り気のある野原や山の草原に群生し、高さは15cmほどになる。葉や花茎に白く縮れた毛が目立つ。(花期は4〜5月)
ボケの花です。林のなかや道端によく咲いているのでよく見かけると思います。
何の綿毛か解りますか?フキノトウなんですよ!タンポポみたいにフワフワ飛んで新しい場所に芽を出すんでしょうね。
この踏切を渡るとオオムラサキセンターの遊歩道に!
オオムラサキ遊歩道を歩いていましたらクリンソウ(九輪草)が咲いていました。花が輪生して何段にもつくのでこの名がある。山地の沢のほとりなど、根元に水が流れているような多湿の場所を好んで栄える。葉は根元に集まって放射状に広がり、その上から太い花茎を伸ばし、高さ50cm程になる。上へ上へ咲いていき、咲きながら花茎も伸びていく。(花期は5〜6月)
駐車場の芝生をお借りしてしっかりストレッチを致します。緊張した身体を早く解放してあげましょう。渡辺さんが東京の講習会で習ってこられた新しいストレッチは効果覿面です。(芝生がないときにはリュックにビニールシート必ず入れておき、それを広げてストレッチ体操をするように!)
ウォーキングシューズも靴下も脱いで「一、二、・・・」ストレッチのお陰でこの後、足も痛くならず毎日過ごすことが出来ました。

オオムラサキ自然観察歩道はお勧めです。案内板がありますので歩けると思いますよ。このリポートを読んで歩きたくなりました?最後まで見て下さって有難うございました。

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