「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
タカの渡り観察会 2005年9月12日(月)晴れ
白樺峠では、平成14年までに16種のタカの渡りが確認されているそうです。毎年、9月から10月に1万羽前後が通過していく。平成13年9月22日には1日に“7433羽”のタカが通過していったようです。ミサゴ、ハチクマ、トビ、オオタカ、アカハラダカ、ツミ、ハイタカ、ケアシノスリ、ノスリ、サシバ、ハイイロチュウヒ、チュウヒ、ハヤブサ、チゴハヤブサ、コチョウゲンボウ、チョウゲンボウ。白樺峠のタカの渡りは毎年この頃、晴れて上昇気流が発生すると見られる非常に感動的なシーンで自然クラブでもタカの渡りの観察会が企画されました。ただ天気に左右される為、天気予報やその他の情報もあわせ最終日程を前日に決定、第一回目の観察会は都合が付いたので行って参りました。私達が白樺峠で観察していた時間内に見た数は40羽〜50羽くらいでしょうか?(信州ワシタカ類渡り調査研究グループ の調査発表。6:30〜17:20 9月12日は302羽のタカが確認されました。サシバ…266、ハチクマ…23、ノスリ…5、ツミ…4、その他のタカ…4)
上昇気流に乗ってタカはグングン空高く登っていきます。米粒のように小さくなって・・
30羽ほど飛んでいてもレンズに納められる数は10羽くらいです。

スパティオ小淵沢〜小淵沢IC〜松本IC〜上高地乗鞍林道の白樺峠へ
ガイドの山路公紀氏(YSCインストラクター)です。タカが沢山飛ぶのは、いつ頃なのか?雨が降ると渡らずに待っているらしい?昨日の雨で渡らずに待っていたタカが沢山飛んでくれるのでは?と予測して今日に決めたとのこと。前日連絡が入りました。自然が相手なのでタカの渡りの予測は大変難しく、苦労されていたようです。今までのデーターを私達に見せて説明。
サシバ、ハチクマ、ツミなどの説明。山路さんは何時もこのような資料をご自分で調べて作られます。参加した私達に分かりやすく説明もして下さいます。ご苦労様でした。
白樺峠の駐車場から山道を20分くらい登ると「たか見の広場」があるそうです。
では出発!
白樺峠という名の通り、白樺が多い。
道の両脇には山野草が咲いていました。道沿いにあった山野草は下に載せました。
もうすぐかな?
昨日の雨で飛べずに待機していたタカが沢山飛んでくれますように!期待でワクワクしてきます。
ここからあと2分ですって!
うぁ〜、「たか見の広場」に到着です。大勢のマニアが一眼レフカメラをセットしてタカが現れるのを待っています。凄いレンズですよ、鳥を写すのって結構大変なんですね。
売店前にセットしてある双眼鏡を覗いてみると・・・
売店のお兄さんは、ハチクマの写真を撮って実物大にしたものを見せてくれました。結構大きい〜。
順番に見せてもらいました。今日はお天気が良いのでタカを見つけられました。でも飛んでいる相手が遠いので肉眼では、豆粒のようです。誰かが発見したら直ぐに双眼鏡でその場所を見るようにしていました。上ばかり見ているので首が疲れた〜。(苦笑)
これが今日一番よく撮れた写真です。サシバかな?今日は、サシバが一番多く飛んでいたようです。他にはハチクマ、ツミを見ることが出来ました。観察時間は、あっと言う間に過ぎていく。午後1時半に白樺峠を出発して八ヶ岳に帰るらしい?荷物をまとめていたら、ツミが真上を飛んでいった。売店のお兄さん、素早くシャッターを切りました。パチリ!その写真、見せてもらいました。望遠カメラは凄い、ツミが写っていましたよ。
今年の観察会は後二回有るそうです。何時になるかは、ガイド役の山路さんが決めます。

タカ類以外では、ツバメ、アサギマダラ、トンボ、クジャクチョウが飛んでいた。
アサギマダラがヒラヒラ飛んでいたのを虫網で採り、白い部分の羽に名前を書いていた。
採取した日時、場所、メモをした人の携帯番号?両側の羽に記入。次は何処まで行くのかな?

マツムシソウに留まって密を吸うクジャクチョウ
クサレダマ?キリンソウ? ハバヤマボクチ
ミズヒキ マツムシソウ ノコンギク?
ヤマハハコ サラシナショウマ ツリガネニンジン
タツナミソウ ハナイカリ オトコエシ

かなりの距離を飛んでいくんですね、群生して飛んでいる姿を見てみたいものです。
サシバ ハチクマ ツミ ノスリ

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