「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
赤岳登山(高山植物観察会)その1 2005年6月28日(火)霧・雨・強風 
八ヶ岳登山案内図 赤岳頂上
美濃戸山荘→行者小屋→文三郎道を変更して中岳道→赤岳頂上小屋→山頂
本日、自然クラブの赤岳登山が実行されました。(赤岳は八ヶ岳の主峰) 八ヶ岳とは、天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、西岳、編笠山などの総称。
予定では28日(火)に美濃戸登山口から登り、赤岳頂上小屋に宿泊。翌日29日(水)は、「赤岳〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸山荘」コースを楽しみ、高山植物観察会が行われるはずでした。ところが・・・頂上まで後一歩という地点まで行きましたが、猛烈な風が吹き続け稜線を通過するのが危険と山岳ガイドの朝古さんが判断され、登頂は断念、そのまま下山に至りました。参加者は16名、4台の車に分乗して集合場所のスパティオ小淵沢から登山口の美濃戸口まで私も運転手の一人となり参加してきました。それでは「勇気ある撤退」のレポートをどうぞ!
登山口〜行者小屋〜中岳のコル〜文三郎尾根分岐点近傍〜中岳のコル〜行者小屋〜登山口
スパティオ小淵沢を5時に出発し、美濃戸登山口から登り始めました。足取り軽く、これからのことを考えると何だかウキウキしてくるのはどうしてでしょう。
行者小屋までは緩やかな登りが続きます。
お天気なら周りの景色も楽しめるのですが残念ながら空はドンヨリ曇り空です。それでも皆さん楽しそう。
汗が噴き出します。洋服を一枚脱いで汗をぬぐい、水分補給します。
霧が濃くなり、視界が悪くなってきました。
皆さん、元気いっぱい!もうすぐ行者小屋です。この頃から次第にガスが濃くなってきました。
行者小屋に到着です。しばらく休憩して山頂から降りてきた登山者に情報を聞いたりしました。上は大荒れのようです。(悩)
行者小屋からの道は急な登りになってきました。視界は良くありません。登山道脇には多くの高山植物 が咲いていて景色を楽しめない私達には唯一の慰めでした。最初の予定では行者小屋から文三郎尾根道を歩く予定でしたが風が強いとの事なので安全な中岳道を歩くことにしました。
中岳のコルで十分な休息。案内板の方角に行くと阿弥陀岳、みんなのいる方角が赤岳方向です。朝が早かったのでお弁当を食べたりお菓子や水分を補給。お天気が良かったなら荷物をここに置いて阿弥陀岳に行く予定でした。この視界では行っても何も見えないので誰も行きませんでした。阿弥陀岳には行ったことがなかったのでお天気なら行きたかった。残念!
これから赤岳への登り。歩き出したときは、またこの場所に戻ってくるなんて考えてもいませんでした。ガスはますます濃く、十数メートル先が見えなくなり、激しい風で立っていることが困難な状態に! 体が飛ばされないように岩につかまりながら進んだり、突風に身体を低くして耐えながら頑張ります。文三郎尾根との分岐点近くまで登りましたが風はさらに猛烈に吹きまくり、 立ち上がれなくなりました。頂上まであと30分の距離でしたが、山岳ガイドの朝古さんはついに引き返す決断をしました。
中岳のコル〜文三郎尾根との分岐点近く〜中岳のコル 雨と強風でカメラはしまいました。
中岳のコルから行者小屋までの下り道・・。
ナナカマドの花が咲いていました。秋になると真っ赤に紅葉して登山客を楽しませてくれるのでしょうね?
行者小屋に戻ってきました。ここに泊まって明日赤岳に登る手もありましたが、明日のお天気が良くないようなので赤岳登山は中止となりました。
途中、霧が晴れ、空が明るくなった。「明日晴れたら恨めしいなあ」と皆で明るくなり始めた空を見上げながら次回のチャレンジを誓いあった。
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