2000年11月28日 「甲斐七福神めぐりウォーク、大黒天・布袋尊編」・その2
今日はお寺巡りなので厳粛な気持ちで歩きます。
林を抜けると見晴らしの良い道に出ました。八ヶ岳がとても綺麗で歩くのが気持ちいい。
その八ヶ岳に向かって歩きます。
次は妙要寺に参ります。
妙要寺には1本の百日紅(さるすべり)の木があります、三代目だそうです。八十八夜から数えて百日目に花が咲くのでその名がついたといわれます。
稲の花は八十八夜から百十日めに咲くそうですが、一足早く咲く百日紅の花で稲作の豊凶を占ったそうです。
水神際とよばれる8月18日の祭りの日、人々はどんな気持で百日紅の花を見たことでしょうか。
何の花だと思いますか?

これは桜! ホントなんです。お庭に咲いていました。
10月桜という桜だそうです、桜といえば春ばかりと思っていました。
可愛い珍念さんがお掃除していましたよ。
此方のお寺には沢山のお地蔵様が・・・。
思わず手を合わせます。
困ったときばかり手を合わせる不届きものの私をお許し下さい。すみません!
お花はまだ新しい。
お参りに来た方が手向けてくれたんでしょうね。
雑念を祓いましょう。
貴方は何を願いますか?
宝くじが当たりますように!なんて言ってませんか?
立派な座像がありました。
その下には何体もの地蔵が奉ってありました。
妙要寺を後にして次に向かいます。
後に穂見諏訪神社。
筒粥神事なども行なわれる町内一の人気神社ですが、ちょっとヘンなものを発見しましたので御報告を致します。
境内にある1本の石柱。皇紀弐千六百年と記されています
太平洋戦争前の日本は神武天皇即位からちょうど2600年ということで、国威発揚に「紀元は2600ねん〜」という歌まで作られてさかんに歌われたそうです。
戦前「八ケ岳会」というものがあって、紀元2600年記念として静岡県の海面を基点として身延線、中央線で小淵沢経由甲斐大泉下車、天女山経由で八ケ岳に登り、権現岳山頂近くの海抜2600米の箇所に至るまでの間標高100米毎に標識を立てる、という事業が行なわれました。
「世界民族の精神的統一の中心を八ケ岳に置く」という気宇壮大なものでした!
この石柱が現在「八ケ岳の石柱」と呼ばれ、郷土の歴史研究家達に注目されておりますが、穂見諏訪神社の石柱もそうではないか、と思われるのです。
既に幾つか発見されているものよりかなり背が高いのですが、神社の境内だけに特別のものが設置されたとしてもおかしくありません。
ま、それは今後の研究の成果をまつこととして、今日は充分わが町再発見の旅を楽しんだウオ−クでした。

なんだか、今日はお寺めぐりみたいですね。
この次は皆様の町を「再発見ウオ−ク」しにまいります。
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