イラスト 「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然クラブ」のメンバーです。
タイトル
2001年4月23日 「小淵沢の春を訪ねて」
本日の集合場所は小淵沢駅10時集合です。私が着いたときは、もう何人も待っていらっしゃいました。参加者は15名、小淵沢の春を探しに歩きます。
甲斐駒ヶ岳を見ながら準備体操「一、二、三、」
お天気は快晴、最高です。下見が17日にあったのですが都合が悪くて参加できませんでした。今日のコースは私が住んでいる町なのに、お恥ずかしい話ですが意外と知らないのです。わが町を知る良い機会なのでウォークが楽しみです。今日はどんなところを歩くんでしょう?ワクワクしながら歩き始めました。
移り住んでみて八ヶ岳南麓の良さが解るようになりました。歩くようになってから、もっと知りたくなりました。こんな景色の場所に住んで入るんですもの。八ヶ岳歩こう会のメンバーは速く歩かれる方も勿論いらっしゃいますが、皆さん優しいので途中で待っていて下さいます。時速5キロから7キロくらいで歩かれると追いつくのは大変です。でも今日は春を愉しみながら私は歩きたいと思っています。
道ばたには白いスミレが咲いていました。家に戻ってから名前を調べてみると、ハッパが丸い「マルバスミレ」ではないかと思いました。知っている方はメールで教えて下さい。
セイヨウタンポポ、ヨーロッパ原産でサラダ菜として食べるのを目的に明治時代に日本に持ち込まれたらしい。セイヨウタンポポの見分け方は花を裏返して見ると総苞が反り返っていたらセイヨウタンポポです。でも現在ではその後に帰化したアカミタンポポに置き替わっているようです。

右下にはヒメオドリコソウが咲いていました。
小淵沢にはまだ日本タンポポも頑張って咲いています。
ムラサキケマン(紫華鬘)です。似たような野草が沢山あって間違えそうです。
何をしているところか解りますか?神様が下さった春の贈り物を摘んでいるところです。それはね〜 食べられる山菜です。花束ならぬ束になった「ワラビの花束」頂いちゃいました。こんなに優しい方々と歩ける私は幸せ者!
先程までは小淵沢町を下って歩いていましたが、今度はU字に曲がって登ります。正面に八ヶ岳が見えます、この先右に曲がると見晴らしの良い場所があります。回りは畑で邪魔ものが無くお天気に恵まれれば眺めは最高です。
ヒレアザミです。茎に波打つようなひれがありますので触るとチクリと痛い!草取りをするときはトゲに刺さらないように気を付けなくてはなりません。この間草取りの時、沢山あって苦戦しました。
小淵沢にもお勧めコースが出来ました。「棒道コース」と「大滝湧水と馬場の里コース」です。散策される方に嬉しい看板です。この看板取り付けにZOOMのオーナーも棒道コースにお手伝いに行っております。主人は労働、私はウォークに参加、どっちが得な担当って?お解りですよね〜〜〜 (笑)
この場所が三峰の丘です。お天気に恵まれますと此処から富士山、南アルプス連峰、右には北アルプス連峰が見えます。日本三大巨峰の見える場所は此処だけだそうです今日は全部見ることが出来ました。ぼんやり薄くしか見えないのでのでカメラに撮ることは無理でした。皆さんに是非お勧めの場所です。
可愛いスミレが咲いていました。さてこのスミレの名前は?本種のスミレ、それともノジスミレでしょうか?
タチツボスミレでしょうか、日本はスミレ王国と呼ばれるほどスミレの種類が多いそうです。今回は沢山のスミレと出会い勉強をさせて貰いました。(笑)でもスミレって可愛い花ですよね〜。
色がとても鮮やかでしょう?花桃です。
私が子供だった頃には、このような場所が沢山あったのに今は、ほとんど無くなってしまいました。懐かしさと素敵な風景に思わずシャッターを!皆さんは、この様なところ歩きたくなりませんか?歩きたいと思うならこれはもう里山歩きをするしか有りません、是非一緒に歩きましょう。
ヘビイチゴの花?ギジムシロ?ミツバツチグリ?ツルキンバイ?う〜〜〜ん、難しい。
オダマキです。
葉桜になった「神田の大イトザクラ」です。桜は終わってしまいましたが回りに咲いているチューリップやスイセンの花が綺麗です。この場所は南アルプス、八ヶ岳、富士山も望めるのです。カメラマンや絵を描かれる方にお勧め、勿論ウォークされる方にもお勧めの場所です。
お弁当はこの景色を見ながら食べました。二重のご馳走ですね。「神田の大イトザクラ」樹齢約700年、県の天然記念に指定されています。
お腹も落ち着いたので又歩き始めます。
林の中を散策しながら歩いて参ります。
菜の花も沢山咲いています、この時期一番綺麗なのかも知れません!食べても美味しいですよ。
アケビの花、秋には実がなります。アケビに実は、ちょっと見た目が悪いので若い方は嫌がりますが美味しいですよ!皮を天ぷらにすると美味ですが召し上がったことは?
曲がり道のチェック、林の道は続いていますから真っ直ぐに歩いて入ってしまいそうなんです。この次に来た時迷わないためにポイントをチェックしました。
林の中には別荘が何棟も建っていました。こちらの方々はいつ頃にお見えになられるんでしょう?八ヶ岳が涼しい夏なんでしょうか?四季それぞれ良いところなんです八ヶ岳って!
上を見れば桜が咲いていますし下を見れば野草がお出迎え!春を愉しみながら歩いています。
ヒトリシズカ(一人静)かです。静御前の白拍子姿に例えてこの名が付いたそうです。
シロバナエンレイソウ(白花延齢草)です。ミヤマエンレイソウともいう。深山だけに生えるわけではなく山地や深山の湿り気のある樹木下に生えたりもするんです。
ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草) 山地の樹木下に生えるが落葉樹の下に多い。
ニリンソウ(二輪草) ひとつの茎に花を2個咲かせるのでこの名があり、これらは少しずれて咲きます。(イチリンソウは、ひとつの茎に一個だけ咲かせる。サンリンソウは、ひとつの茎に花を3個咲かせるのでこの名があるけれど必ずしも3個ではなく、1〜4個とばらばらな事もある。ニリンソウも3〜5個咲くものもある。)
アズマイチゲ(東一華) 地上に芽を出し、花を咲かせ、実を結ぶまでを、二ヶ月たらずのうちに終えてしまう。そして、頭上の木々が芽吹く頃にはすでに長い眠りにつく。この仲間は春に花が咲き、カゲロウのようにはかない命なのでスプリング・エフェメラルと呼ばれる。
シュンラン(春蘭) 赤松林や雑木林の下に生え、常緑の葉を広げる。手打ちうどんのような太い根がある。
山梨県森林総合研究所 八ヶ岳薬用植物園です。園内には約300種類の植物が、その利用法や利用部位別に植裁されています。建物は山の幸展示館で、植物の利用法や栽培法の情報提供を行っています。
皆さん、アーモンドの木をご存じですか?ここは日本北限のアーモンドの木になるそうです。桃の木に似ていますが花は比べてみると少し違います。(桃は果肉を食べ、アーモンドは種を食べます。)

今日の参加者記念写真です。ぼんやりですが南アルプスがバックに見えていますでしょう。
みんなのアップを見たい方は写真をクリックして下さい。

園内と南アルプスの写真をどうぞ!
薬用植物園は意外に穴場なんですよ!知らない方が多いのでお時間のある方は行かれては如何でしょうか?園内の散策が終わり小淵沢駅に向かいます。薬用植物園内は景色も良いですよ!



園内と八ヶ岳の写真をどうぞ!

遊歩道から八ヶ岳が見えました。ここから少し登るとZOOMです。近くにお越しの際は、お茶しに来て下さい。
カラマツの芽吹きが綺麗でしたよ!春は何だか元気が出る季節に感じるのは私だけでしょうか?(これって年を取ったと言うこと???)桜もまだ咲いていていました。
ホトケノザ(仏の座)です。 対生する葉を、仏の座るハスの花に例えて名がついた。別名サンガイグサ(三階草)は葉が段々につくからである。春の七草はホトケノザはコオニタピラゴのことで、名前は同じでも本種は食べられない。今回のウォークは勉強会みたい?そのくらい今は野草が一杯咲いていて楽しいです。
一休みをして水分補給、今日もかなり歩きました。後は下り道を歩いて駅まで行けば終了。
帰り道、森林浴しながら歩きます。実は、この道知らなかったのです。いつも八ヶ岳歩こう会に参加して思うことですが、ウォーク用の道を本当に良く調べているなと感心します。この道が何処に通じるのかドキドキしながら歩きました。
中央道の上の陸橋です。陸橋から右側を見ると帝京短大の看板が見えました。この道なら車は来ない?からウォーカーも安心です。
小淵沢の町営住宅前を通り過ぎると、町の第二無料駐車場前の道に出ました。今回、私はこの駐車場に車を止めましたので大助かり、他の方に挨拶をして家に戻りました。みんなは、駅に向かってもう一頑張りです。

小淵沢の草花にたくさん会えた素敵なウォークでした。最後まで見て下さった方に感謝いたします。有難うございました。

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